第64回全国肢体不自由教育研究協議会(福岡大会)

 11月20日~23日に福岡で、第64回全国特別支援学校肢体不自由教育研究協議会及び第55回九州地区肢体不自由教育研究大会が行われました。大会主題は「肢体不自由教育の充実をとおした共生社会形成の推進」~教育課程と授業の接合による質の高い教育実践をめざして~」 です。

・1日目(11/20) 校長会・研究協議会

 研究協議会テーマは「特別支援教育の発展のため肢体不自由教育が担うべき役割と学校の経営の在り方」です。

 午前は文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官 菅野和彦 氏から「肢体不自由特別支援学校長会に期待すること」と題して行政説明がありました。カリキュラムマネジメントの取組み、児童生徒の実態や地域の実情、指導内容を踏まえて効果的な年間指導計画のあり方、授業時間や週時程のあり方等について研修を重ねておくことという話でした。午後は、「学校経営に関して」、「災害に関して」それぞれ2校から報告がありました。

・2日目(11/21) 肢体不自由教育研究大会IMG_3569.JPG

 午前は、菅野調査官から「学習指導要領の改訂と肢体不自由学校への期待~教育課程と授業の接合~」というタイトルでご講話いただきました。活動ベースの授業ではなく、目標を明確にしていく授業をめざしていってほしいとの話もありました。記念講演では、脊髄性筋委縮症のため顔と左手親指を除いた部位が動かない状態である中、「お笑い芸人界で初の寝たきり障害者」を名乗り芸能活動を行っている方で、現在ヘルパー24時間体制で一人暮らししている、芸歴8年のNHK の「バリバラ」に出演しているあそどっく さんが「笑がい者なぼく~学校で学んだこと、社会で学んだことから」という演題で話していただきました。支援学校で学んだことは、自然体でいいということ、社会人の先輩に会え卒業後の助けとなったことや社会の出てからは、行動を起こすときは、自分は障がいがないとまず考えて行動に移すようになったことなどを話していただきました。ネタも披露していただき笑いの絶えない心温まる講演会でした。

 IMG_3594.JPG午後は、ポスター発表と分科会でした。本校も発表しました。

 その後の分科会は、10分科会に分かれて、それぞれ協議しました。

3日目(11/22) 学校見学

 福岡県立福岡特別支援学校と福岡市立南福岡特別支援学校の2会場で学校見学が行われました。

 ここで学んだことを本校の教育活動に生かしていきたいと思っております。

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