成美高校では芸術クリエイト系列の選択科目の中にレザークラフトという科目を開設しています。皮革(主に牛革)を素材として、実用的なものを作ることを通して、暮らしの中で使うものを大切にする心を養うとともに、創作の楽しさを味わうことなどを目的としています。
家庭科部でもレザークラフトに取り組んでいます。毎週、月曜日と水曜日に活動をしています。本日放課後に2年生の部員二人が校長室を訪ねてきてくれて、「レザークラフトで作った作品です。」と、一人一人が製作したコインケースとブックカバーをプレゼントしてくれました!
感激です(^-^)
そういえば、レザークラフトをしている時は、トントントンという音がいつも聞こえてくるので、今日も頑張ってるなっ!と、思っていたんです。
製作工程を教えてもらいました。型紙に合わせて皮を裁断し、部材を縫い合わせていきます。皮は固いので、縫い合わせるための針を通す穴は、専用の器具を用いて予め開けておかなければならないそうで、その穴を開けるときに金槌で叩く音が、トントントンという、よく聞こえてくる音になります。両手にそれぞれ針を持ち、開けた穴の両側から糸を通して縫い上げていくそうです。
作品は、落ち着いた色調の柔らかい皮を用いて、細部まで丁寧に仕上げられています。とても上品な作品で、しかもとても実用的!申し分ありません。
顧問の先生も、「自分よりも上手に作っています。」と太鼓判を押していました。
他にどんなものを作っているのかを尋ねたところ、巾着袋やカードケース、それにペンケースなども作っているということで、一度、校長室を出ていき、しばらくしてもう一度、来てくれた時には、ペンケースを新たに作って持ってきてくれました。これも、とても軽くて、しなやかな皮で、すぐにペンを入れて使いたくなる作品でした。
今日はとっても嬉しい日になりました。
ありがとうございます。
