昨年度の主な成果とSGHの研究指定について

 このブログにおいては、昨年度の主な成果とスーパーグローバルハイスクールの研究指定についてご紹介いたします。

 

 まず、進学実績につきましては、国公立大学へ現役で80名近く、現浪あわせて130名近くが合格しました。また、昨年度卒業生1名が東京大学に合格しました。海外大学への進学については、現役生1名が延世大学に、昨年度卒業生1名がロンドン大学キングス・カレッジに合格しました。入学希望者の多い関西の私立大学について、合格者数が昨年度を大きく上回りました。

 

 課題研究については、まず、「日本学生科学技術チャレンジ」(朝日新聞社・テレビ朝日共催)において特別協賛社賞(富士通賞)を受賞しました。同大会初参加で高位入賞を果たしました。このことにより、今年5月にペンシルバニア州ピッツバーグで実施される「インテル国際科学技術フェア」への出場が決定し、さる10日に大阪を出発しました。雨天のため5時間遅れで、ピッツバーグに到着したとの報告を受けております。初日の夕方に行われる交流会には間に合ったとのことです。なお、本校からの国際大会出場は、昨年度の「台湾国際科学フェア」出場に続くものです。

 

 次に、「高校化学グランドコンテスト」(大阪市立大学・大阪府立大学・読売新聞大阪本社共催)において、審査委員長賞を受賞しました。そして、全世界で数千チームが出場するロボット競技大会「VEX Robotics Challenge」において、国内1位及び思考力賞を受賞しました。同大会は、配付資料や競技等すべてにおいて英語を使用することとしており、各チームが作成する設計ノートも英語です。そのため、国内の参加校のほとんどがインターナショナルスクールです。各チームは毎年度主催者が示す競技ルール等を詳しく分析し、CADソフト等を用いて設計図を描き、ロボットを組み立て、プログラミングします。本校は過去2年間、2位に相当する審査員賞を得てきましたが、昨年度トップとなりました。

 

 文系の課題研究については、日本・スペイン文化経済交流センターが主催する「高校生スペイン語スピーチコンテスト」における2位及び観衆賞の受賞があげられます。本校は、本大会において5年連続して入賞しました。そのことにより指導してくださっている松本先生も特別賞を受賞しました。次に、賞は逃しましたが、昨年度に引き続き、獨協大学外国語学部主催の「日本人高校生のためのドイツ語スピーチコンテスト」に出場しました。産経新聞社主催の「~家族を歌う~河野裕子短歌賞(青春の歌部門)」においても入選しました。部活動においては、サッカー部の3年生1名が、府の年間優秀選手に選ばれました。また、女子バスケットボール部が、大阪高等学校選手権大会においてベスト16に入りました。昨年度も、多くの分野において本校生の活躍が光りました。

 

 そして、本校は、文部科学省より「スーパーグローバルハイスクール」の研究指定を受けることが決まりました。研究開発の目的はグローバル・マネジメント力を備えたリーダーの育成であり、期間は5年です。本校は、高い社会貢献意識、国際的課題についての深い理解、コミュニケーション力としての英語力、そして、国際的課題について他者と連携・協調しながら探究することができるマネジメント力を向上させるための指導法の開発に取り組みます。

 

 連携機関は、国際連合日本政府代表部、Anti-Defamation League、大阪大学国際公共政策研究科、関西学院大学「国連ユースボランティア」派遣日本訓練センター、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク、大阪府中小企業家同友会、アジア・太平洋人権情報センターなど、多彩です。様々な国内研修や国連本部のあるニューヨークでの研修、企業研修も実施します。まもなく、ホームページ上にスーパーグローバルハイスクールのコーナーを新設いたしますので、そちらもご覧ください。

 

 次回のブログでは、本年度の本校の教育活動計画についてご紹介いたします。