11月22日(水)、2年生を対象に、人権講演会を実施しました。貝塚市人権協会会長で、精肉店を営まれている、北出 昭 氏をお招きし、「『ある精肉店のはなし』命をいただき、いのちは生きる」をテーマにご講演いただきました。(北出 氏の精肉店で撮影されたドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』は、2013年11月29日に全国の映画館で公開された他、自主上映会としても1000カ所以上で、上映されているそうです。)
北出 氏は、「水平社宣言」と出会い、「差別をなくすために生きていこう」と決意し、差別のない社会をめざして、活動を続けていらっしゃいます。
お話の中で、我々は、いろいろな生き物に支えてもらっている、「いただきます」とはその生き物たちに対する「ありがとう」という感謝の気持ちである、ということを教えてくださいました。一頭の牛を「と畜」し、大切に食肉をつくる過程を映像で見ていると、この「いただきます」に込める「ありがとう」の意味が、ある重みをもって、私たちの心に響くように感じました。
また、「人権」とは「幸せに生きる権利」であること、仲間を大事にし、自分のめざすものに向かって全力で頑張ること、何があっても自分の命を捨ててはいけない、と、教えてくださいました。