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7/25(木)研修「生徒支援に活かすカウンセリングスキル」

 本日は、本校がお世話になっている臨床心理士の濵本先生に「生徒支援に活かすカウンセリングスキル」と題して、ご講演いただきました。

 カウンセリングの基本となる「よく観る」「よく聴く」「受け止め」「伝え返す」について、事例も示しながら、丁寧にご説明いただきました。我々教員は、経験的に、このカウンセリングスキルを使いながら指導していますが、あらためて理論立てて整理しておくことは大事だと思います。

 また、4人ずつのグループで、カウンセラー、クライアント、観察者に役割分担し、ワーキングを行いました。「良いカウンセラー」と「悪いカウンセラー」を演じるというもので、大変盛り上がっていました。

 今日、教えていただいたスキルは、教員としてだけではなく、子育てのなかでの会話や、夫婦間での会話等、色んなところで活かせるものだと思います。

 特に気をつけなければならないなあと印象に残ったのは、

  • 人のコミュニケーションの85%は非言語的なもの
  • 言語以外のメッセージの方が人には強く伝わる
  • 子どもは大人に比べると言葉で気持ちを表現しにくい

・・・といった冒頭の話です。本校の場合、就労をめざしている生徒たちなので、つい言葉に頼った指導をしてしまいがちです。後でよく話を聞いてみたら、全然伝わってなかった...みたいなこともあります。支援学校の教員は「気づきのプロ」であるはずですから、ここは外すことなく、しっかりと生徒たちを観る必要があるということです。

 濵本先生、2時間半の長丁場なのに、長く感じさせない、楽しい研修になりました。今日の話は、タイトル通りに今後の指導に活かしていけそうです! (ね?先生たちっ!・・・*先生方もお疲れ様でした!)