今日(1月17日)は、阪神大震災からちょうど30年。これ以降も東日本大震災や熊本地震、大阪北部地震、能登半島地震...など、日本列島は揺れ続いており、南海トラフ地震の発生確率も非常に高まっています。
そんななか、本日の午前中に、府立支援学校PTA協議会と校長会合同で、防災をテーマに冬季研修会を行いました。講師には、府支P会長のご経験もある、福祉防災コミュニティ協会 理事・福祉防災上級コーチ 湯井恵美子様をお迎えしました。
単なる防災の一般論ではなく、障がいのある方の実情をふまえ、災害を受けた支援学校の状況等、幅広い情報に基づいたお話を聞くことができました。
障がい受容の過程と、災害後の復興過程が似ている...という話も印象的でしたし、東日本大震災では、高齢者や障がい者の死亡率が高かったこと、誰かの命を守ろうとした自治体職員、学校関係者、消防団員、民生委員、福祉施設職員の死者が大変多かったことから、「みんなで助かる」ことを考えていく必要がある等、強い思いで訴えられました。
学校を預かる校長としても、あらためて考えさせられる時間となりました。
湯井さんには、会長でいらした時にお世話になっていましたので、いまだに「湯井会長」とお呼びしてしまいますが、湯井会長、貴重なお話をありがとうございました。