平成29年度 先輩の体験を聞く会

5月13日(土)に「先輩の体験を聞く会」を開催しました。

今年の講師は4名全員がだいせん聴覚高等支援学校の卒業生でした。

大学4年生の先輩は、「待つことだけでは何も変わらない」と、積極的に周りに働きかけていった大学生活の話をしてくれました。初めての聴覚障がい者として物流会社に就職した先輩は、「自分の聴こえの状態を分かるように周囲に伝えていく」という努力を重ねて、仕事上のコミュニケーションの課題を乗り越えていった経験を話してくれました。会社からも2名の方が来校し応援してくださいました。事務職についた先輩は、「勉強の大切さ」「努力の大切さ」「敬語やコミュニケーションの大切さ」について後輩に伝えてくれました。だいせんに入る前に高校で苦しい体験をした先輩は、「一度挫折しても分岐点に戻ってもう一度やり直したらいい」と、だいせんに入学し直し事務職につき、今は副主任として活躍している現状を伝えてくれました。

生徒は貴重な先輩たちのお話を、メモを取りながら真剣に聞いていました。「今時間があるうちにちゃんとした敬語を学び、たくさんの資格を取ろうと思いました」「言われる前に自分から聞くこと、と教えてくださったことを忘れず、社会に出てから困らないように今から実践して行きたいと思います」などと感想を書いていました。

本校生徒・教員以外に、本校保護者24名、卒業生19名、その他外部の中学や高校からの見学者など81名が参加されて、熱心に話を聞いていました。

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