デュアルシステム「職場体験実習」について

だいせん聴覚高等支援学校の専攻科では、就職を目指してさまざまなキャリア教育を実施しています。その一環として、専攻科Ⅰ年生で5日間の「職場体験実習」を通した職業教育(「デュアルシステム」)を行い、1単位を認定しています。 平成29年度のデュアルシステムの流れをご紹介します。

  • 事前学習

7月4日にハローワークの障がい者就労支援担当者の方が来校され、「働くことについての心構え」の講演をしてくださいました。

そして、実習の目標・準備物・通勤経路・交通費などの確認をそれぞれ行いました。

  • 会社見学

実習のときはひとりで通勤するので、そのための場所の確認を行い、実習内容や服装、持ち物などについて会社の説明をおうかがいしました。

  • 5日間の職場体験実習

専攻科Ⅰ年生全員が、夏休みを中心にそれぞれの学科の特性や、生徒が通える範囲を考慮した企業で5日間実習をさせていただき、A~Cの評価と講評をしていただきました。

(今年度はシャープ特選工業㈱、㈱ニッセイ・ニュークリエーション、ハウスあいファクトリー㈱にて実習を行いました)

  • 事後指導(振り返り発表会)

8月29日に実習の体験や反省をまとめ、お互いの体験を共有するとともに、本科3年生に向けて発表しました。

  • 生徒の感想より

「思っていたよりも楽しかったです。同じことをずっと続けるので、忍耐力がついたと思います」

「実習を終えて学んだことは、お客様のために『品質第一』を心がけることが大切だという事です。職場の方たちはその姿勢が見られたので、私も見習いたいと思いました」

そのほか、会社の方々から、積極性や、報告・連絡・相談の大切さ、挨拶についてなど、細かく指導をしていただきました。職場で実際に働く為の力がまだまだ足りないという自覚ができたようです。保護者の方からも、「身支度が早くなった」、「早寝早起きを自分で心がけていた」など、生活面を改善しようとする努力の様子を伝えていただきました。今後この実習で学んだ事を生かして、来年度の就職活動に向け力をつけていってほしいと思います。

事前指導の様子

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事後指導(振り返り発表会)の様子

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