17期生卒業歌集

およそ1年ぶりの本ブログ更新です。

編集子の担当する17期生が受験の年のため、1年間そちらに専念していました。

新年度から今宮文芸舎の活動を再開しますのでよろしくお願いします。

さて、久しぶりの更新は、17期生の卒業短歌の掲載です。

3年間の最後の古典の授業で、3年1、3、5組の生徒たちが詠んだ和歌の1部を紹介します。

 

17期生卒業歌集より 11首  詠み人知らず

 

桜舞う季節にこの地にやってきた そのけしきすら今はなつかし

憧れてようやく入った今宮もいまや私の母校になりつつ

一年の頃は気だるい登下校 もう気付いたら両手で足りる

思い出す三年間の思い出は幸せいっぱいいい人いっぱい

まっすぐな道をたどれはしなかった後悔も今は良い思い出だ

気がつけばいつも笑って過ごしてた 涙枯らして泣いた後には

すばらしい青春の日の思い出を私にくれたいまみやんたち

おめでとう 言われて悲しくなるときはこの時だけか卒業の時

巣は立てど小鳥は羽を背負ってる戻ってくるよ仲間のもとに

もの寂し自分の道へと門叩く私の未来咲くと願って

思い出と馴染んだ制服胸に抱き新しき日に気持ちはるの日    ※「はる」は掛詞