全ての模試は「途中経過」

校長協会の進学指導委員会で、「今春の大学入試結果分析と今後の動向について」の話を聞く機会がありました。『現役生の伸びは12月以降。従ってそれまでは諦めないことが大切』『夏までの模擬試験の判定ですぐさま志望校を変えないことが大切』という言葉が印象に残りました。しかも模擬試験の判定は、A〜E判定が同じ人数と思いがちですが、実際は概ね6割がE判定。D判定は合格可能性が35%で、十分に戦える力がついてきた証であるとのことでした。最後まで諦めないことが大切だと痛感しました。しかもこんな例も紹介されました。昨年の神戸大の後期試験では、定員5名に対して出願は25名でしたが受験者は5名で全員合格。今年度の大阪市立大の後期試験でも、定員3名に対して出願は16名でしたが受験者は3名で全員合格という例もあるとのことでした。

2021年度入試より入試制度が変わりますが、『入試の制度が変わることで、今年の3年生が目標を変えたりする必要はない』という認識を持とう!という話もありました。春高生の皆さんには、自分の目標に向けて最後まで力を尽くして欲しいと思います。