大胆かつ繊細に!

 日々刻々と変わる状況に右往左往している人々・・・という今の状況は、本当に深刻なことから、些細な出来事まで、私たちを振り回し、疲弊させ、ものすごい影響を与え続けていますね。生徒の皆さんは、ストレスがたまったり、気持ちが落ち込んだりしていませんか?できるだけ、ポジティブに物事をとらえること、そして無理を重ねないことが大切だと思います。自分で自分のことを労わることができるようになってください。それが、周りの人たちを労わることにもつながることもあると思います。

 こんな時こそ、「大胆かつ繊細に!」が大切だと思い出しました。だいぶ前に勤務していた学校で、大きな問題に直面して手探りで進んで行かなくてはいけなくなった時に、同僚の先生と心を奮い立たせるために使っていたフレーズです。

 ICTに疎い私が今ずっと頭を悩まし続けているのが、どうすれば学校と生徒・保護者の皆さんとがうまくつながるシステムが構築できるかということです。世間では、オンライン授業とか、双方向の通信とか、次から次へと情報は出てくるのですが、さてそれが、今の学校で、そして一部の先生だけに大きな負担がかかるのではなく、できる先生だけが使えるのではなく、先生方ができるだけ無理なく運用でき、しかも在宅勤務でも対応ができるシステムをどうしたら構築できるか、という問題です。在宅勤務が開始された15日からは試行期間として、ICTに強い先生方が色々トライしてくださっているのですが、それらがどこまで安全に利用できるものなのか、すべての生徒の皆さんが利用できるのか、先生方が皆対応できるのか、と考えることがてんこ盛りです。そしていつまでも試行錯誤しているわけにもいかず、時間との勝負でもあります。公立高校の使命として、大前提は、すべての生徒の皆さんが公平に使えるものでなくてはなりません。なおかつ、カネもモノもない今の学校でできる最善のことを追及しないといけません。教頭先生とも毎日どうするのが一番いいだろうかと時間をかけて打ち合わせをしています。学年主任の先生方には、各学年の生徒にとって必要なことは何なのかを担任の先生方と情報交換しながら、常に考えてもらっています。今日夕方に職員室で若手の先生と少し話をしていて、正直に言うと私にはついていけない部分もあったのですが(すみません!)、その先生が「ずっとこれを使ったらどうかと思っていたんですよ。」と教えてくださって、そんな風に考えてくれていることをとても頼もしく、嬉しく思いました。在宅勤務中の首席の先生にも、メールで色々お願いして、着々と準備を進めてもらっている部分もあります。春日丘のすべての知恵を結集して、この難局を乗り切っていけるようにしたいと思います!生徒の皆さんも、今できることに目を向けて、そしてがんばりすぎないようにして、一日一日を過ごしてください!