緩んでいませんか?

 職員会議で、保健部長の先生が、最近の学校の様子について「大丈夫でしょうか?」と言葉を選んで、でも丁寧に先生方に問いかけてくださいました。6月15日に平常授業が再開し、部活動も再開し、段階的に活動範囲を広げてきました。それでも「マスクと手洗いと共通使用箇所の消毒」は最低条件です。マスクは熱中症にも気を付けないといけないので、はずすこともありですが、その時には『充分距離をとる』という条件がつきます。生徒の皆さんは、マスクを忘れてきたり、外すことが多くなったりしていませんか?

 大阪府は、コロナとの共生、経済活動を回していく方向にいち早く舵を切りました。国も今はそういう方針です。誰もが未知のことですから、何が正しいかはわかりません。今日、大阪は、4月29日以来の陽性者が30人を超えました。東京は、224人です。第2波への不安が大きくなりますね。だからこそ、マニュアルや最低限守らないといけないことはひとり一人が心がけていかないとだめですよね。例えば、体育の授業で水泳をするにしても、色々な心配があると思います。保健体育科の先生方は、マニュアルをしっかり守って、細かいことまで配慮して、水泳の授業を安心・安全に行なえるようじっくり考えて準備をしてくださっています。それでも、生徒・保護者の皆さんには不安なこともあると思いますので、丁寧に説明をするようにしています。

 『コロナウイルスとの共生』には、「正しく恐れること」が必須で、「自分を守ることは、周りの人を守ること」という心がけも大事です。繰り返し言いますが、「何が正しいか」私たち人類に今は正答はありません。悩みながらも、マニュアルを遵守し、知恵を出し合い、協力し合って最善だと思うことをやっていくしかありません。学校の教育活動も、生徒の皆さんにとってどうするのが一番いいのか、どうすれば私たち教職員が不安をぬぐえて、よりよい教育活動ができるかを考えて、考えて、決めています。不安や疑問があれば、いつでも遠慮なく、校長までご連絡ください。説明させていただきますし、足りないところは、春日丘の教職員の知恵を総動員して解決していきたいと思います。生徒・保護者の皆さん、同窓会の皆さん、そして教職員の『ALL 春日丘』で、この難局を乗り切って行きましょう!