緊急事態宣言9月12日まで延長

 今、菅首相が会見を行っていて、ニュースで聞いています。人流の抑制、医療体制の強化、ワクチン接種の推進。それが9月12日までにどれだけ実行され、どれだけの効果があるのでしょうか?大阪の春のあの医療逼迫の状況は、教訓にはなっていなかったのでしょうか?

 大阪府は明日対策会議を開くそうです。

 若い世代の感染が拡がり、重症化もあると報道されてからも、学校の教育活動は緩められたままです。それでも大丈夫だというなら、明確なエビデンスがあるなら、「高校生は感染症対策を徹底していれば、大丈夫。家族も教職員も高校生からの感染は起こっていないから大丈夫。」と府民に向けてしっかりと説明してもらいたいです。そして、府立学校で起きている感染の状況をきちんと情報共有してもらいたいです。そうでないと学校をあずかる者として、自信をもって色々な決断はできません。「校長の判断で」と言うのなら、生徒の皆さんにも保護者の方々にも教職員の方々にも自信を持って説明できるだけの根拠をもっとしっかりと示してもらいたいと切に願います。

 「オリンピックをやったから」とか、「甲子園(高校野球)は特別」とか、人それぞれ思うことはあると思います。でも、そんなことより、これからの教育活動への指針を納得がいくように示してもらいたいです。文化祭も体育祭も修学旅行も、日々の部活動も、理科の実験も体育や音楽や調理実習やペアワークやグループ活動や・・・のびのびと生徒たちにやらせてあげたいです。それは当たり前のことです。でも、このコロナとの戦いは、今のところ長期化は否めません。でも、生徒たちの高校生活には限りがあるのです。だからその中で、できる限りのことはやりたい、それは教職員すべての想いです。でも、医療体制への配慮、感染拡大の恐れなど、「やったもん勝ち」ではすまない状況なのです。心あるならば。

 本校は、明後日から3年生の授業が始まります。25日は始業式です。学校がこの感染の急拡大に対して体制を整えなければならず、教職員がどう教育活動を進めて行くか、不安や疑問をできるだけ取り除いて日々の教育活動に取り組めるようにする必要があります。もちろん、府立学校だけでなく、市立も私立も同じでしょう。明日の対策会議の結果を注視しています。