2学期始業式より

 昨日(8/23)から、暦の上では、24節季の処暑(しょしょ)「暑さが落ち着くころ」ということですが、実際には、天気予報では今年の残暑もまだまだ厳しいとのことです。

 夏休み期間中、部活動や文化祭の準備で登校した人が多くいるのではないかと思います。クーラーのきいた我が家を後に、あえて登校、あるいは外出し、活動しようとする意志の強さは、並々ならぬものがあるとただ感心するばかりです。その力は一体どこから湧いて来るのでしょうか。

 それには2つあると思います。1つは「目標」、そしてもう一つはその時間をともに過ごす「仲間の存在」です。その二つが揃うと、もの凄い力になります。何かをめざすからこそ、自分を向上させようとします。一緒に乗り越えようとする仲間や負けたくないライバルがいるから、一人では超えられない限界も越えることができると思います。あなたが必要とする仲間がいて、あなたを必要とする仲間がいます。力を与えてくれる「目標」と「仲間」に感謝しましょう。そしてまた、皆さんの健康を気遣い、送り出してくれる家族にも改めて感謝しましょう。

 この夏を更に意味のあるものにするためにも、これまでの努力を続けましょう。努力を続けると、ある日突然、物事の理解のスピードが速くなったり、多角的に眺めることが出来たり、それまでの自分にはできなかったことができるようになる時がやってきます。この夏の価値が分かるのはかなりあとになります。努力の成果が形となって現れるまで、焦らず、たゆまず、怠らず、その時を楽しみに待ちましょう。

 2学期は、暑い夏から寒い冬への4か月余りの道のりです。体調をしっかり整えて毎日を過ごしてください。写真は、今朝、JR茨木駅付近から見た西の空です。きれいな虹がかかっていました。