地震と火事を想定した防災避難訓練を実施しました

昨日(4月20日)の7限に防災避難訓練を行いました。今回の訓練は、大きな地震が発生した直後に火災が発生したという想定です。

まずは、緊急放送で地震の発生を知らせ、教室等で自らの身を守る行動をとるよう指示しました。生徒は机の下に入るなど教科担当教員の指示で整然と行動し揺れがおさまるのを待ちます。その間に他の教員は避難経路を含む校内各所の安全を確認し、玄関(事務所前)に設置された本部に報告します。この報告で火災の発生がわかり、再度の緊急放送で全校生徒にグラウンドへの避難を指示するという流れです。生徒のみなさんは放送や教員の指示を忠実に守り、迅速な行動ができました。

防災避難訓練は、災害時の状況を想定し、実際に災害が発生しているという意識のもとで行わなければ意味がありません。また逆に、災害時は訓練と同じような冷静さで行動することが肝要です。グラウンドに避難してくる生徒のみなさんの表情を見ていると誰もが防災避難訓練の意義を理解してくれていると確信しました。

堺市のハザードマップによると、本校が位置する三国ヶ丘は避難目標地域になっています。万一、大きな地震が発生し津波が押し寄せるようなことになれば多くの方々が坂道を上がって来られることになります。坂の途中にある最初の公共施設は本校ですので、我々は、自分の身を守ることだけではなく避難して来られる方々を守るということも意識しておく必要があります。平日の昼間に起こった震災なら三丘生にも力になってもらわねければならないかもしれません。想定を超えたことを意識するのが防災の心得だと思っています。そんなことを訓練後の講話でお話させていただきました。