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進学フェアにお越しいただいたみなさん ありがとうございました!

 7月23日(日)に開催された「進学フェア」の際、三国丘高校のブースにお越しいただいた皆様方、本当にありがとうございました。たくさんの方々に本校のことを知っていただき、嬉しく思っています。今年の進学フェアはコロナ禍による制限を撤廃した初めての開催でした。

 我々が考えたことは、今回のフェアを一過性のイベントにしないということです。ブースにお越しいただいた方々をこのブログ(校長ブログ「校長より」)の読者として取り込み、継続的に情報提供することです。ブログですので一方的な情報提供になりがちですが、例えば、学校説明会に関心を持っていただいたり、疑問に思ったことを問い合わせていただく際のハードルを下げるという効果は期待できると考えました。

 今回のフェアで、私が、中学生のみなさんや保護者の皆様方にお伝えしたかった一番大事なことは、後悔しない高校選びの方法です。高校進学というのは人生の岐路の一つですので、悩んで当たり前だと思います。そんな中、私たち教員は、自分が勤めている学校を選んでくれた中学生が決して後悔することのないように日々全力を尽くしています。しかし、時には不本意入学や入学後早い時期から"こんなはずじゃなかった"と入学したことを後悔する生徒に出逢います。そんな時、高校選びの重要性を実感するのです。

 ここから先は全くの私見として読んでください。一番良くないのは、特定の分野の情報だけを極端に重視して受験校を決めてしまうことだと思っています。例えば、大学進学実績とか部活動実績などです。高校生活は3年間、1,000日を超えます。多感な3年間は一つの目標のためだけに費やす時間ではありません。高校生の時期に経験しておくべき多くのことに積極的にチャレンジできる時間でもあります。受験しようと思う学校がどんな校風なのかを知っておくことは極めて重要だと思います。

 校風と言っても、どうやって知れば良いのかわからないという方が多いと思います。これも私見ですが、私は、プレゼンテーション等で各校が使う言葉(キャッチフレーズ)に注目するのが良いと思っています。三国丘高校ならば「三丘スピリッツ」です。「三丘スピリッツ」には3つの要素がありますが、特に重視するのは「自主自立」です。「自主自律」ではなく「自主自立」です。自分で自分を律するのではなく自分で立つことを求めるということです。三国丘高校は堺市にありますので、これ即ち「自治」です。そのことを端的に表すお話として生徒会選挙を取り上げさせていただくことが多いです。他のほとんどの学校では、生徒会役員選挙と言えば、会長や副会長など役職毎に立候補者が立ってそれぞれに投票する形ですが、三国丘高校で立候補するのは会長のみです。副会長以下は当選した会長が組織します。組閣に近いイメージです。学校の自治を担う集団があって、その中から会長を立てて選挙を戦うというのが三国丘高校のやり方です。三国丘には集団で責任をもって自治組織を運営するという文化(校風)があります。学習活動でも部活動でも、生徒指導にも進路指導にも、これに代表されるような、自由で自治を重んじるといった校風が色濃く感じられるのが三国丘高校です。

 ご存じのとおり、三国丘高校はGLHS10校に属していますが、このGLHSは3年毎に見直されるルールになっています。様々な指標によって評価され、3年毎の評価で10校が決定されます。それぞれの指標と評価は府教委のホームページにも公開されるのでご覧ください。その指標の中には、多分中学生や保護者の皆様の関心が最も高い「大学進学実績」も当然含まれています。この指標は、上からAAA、AA、A、Bの各段階で評価されるのですが、三国丘高校の評価は最高評価のAAAです。他の指標も含めてB評価が1つも無かったのは三国丘高校を含めて10校中4校のみでした。目先の数字の変化に惑わされることなく中長期的な視点で、お子さまの性格や希望に合致した高校を選んでいただければ、そのことが本人やご家族にとっての幸せだと、私は思っています。

 本年度の三国丘高校の学校説明会は11月11日(土)。午前午後の二部構成で実施します。受付開始は9月中旬を予定していますので、よろしくお願いいたします。以下、進学フェアの時に撮影した写真を載せます。賑やかな雰囲気を感じてもらえれば嬉しいです。