胸張って笑顔や!吹奏楽コンクール銀賞は「誇り」

 吹奏楽部を代表して4人の生徒が校長室に来てくれました。7月28日(金)に行われた大阪府吹奏楽コンクール南地区大会の結果報告です。私は、事前に「銀賞」だったことを知っていました。昨年度の金賞に続いて今年は金賞+代表をめざして物凄く頑張っていたという話も顧問の先生から聞いていました。去年のちょうど今頃、満面の笑みで校長室に来てくれた2人の吹奏楽部員を思い出しました。その時の様子は校長ブログにも綴っています。その時の記事の一部を抜粋してみましょう。

 「・・・日頃から一生懸命練習しているのを知っていますので、部員のみなさんの努力を思うと涙が出そうになりました。演奏終了後の拍手も一際大きかったように感じました。これからも心を一つにして、自分たちにしかできない演奏を追求してください。」

 校長室に来てくれた4人の顔を見て、校長ブログに書くべきことがすぐに浮かびました。先輩たちの輝かしい足跡を超えるため、去年度より難しい曲に挑戦した吹奏楽部を、私は誇りに思います。金賞には届かなかったけれど、その努力が否定されたわけではありません。出場した学校はどこも最大限の準備をして最高の演奏を披露したと思いますが、我が三国丘の心意気はどこにも負けていなかったと確信できるからです。

 本番の舞台に上がれるのは55人まで。三国丘は部員全員で演奏しました。高校生になってはじめて楽器を触った新入部員も含めて全員です。全員で、全力で、しかも高いレベルをめざして努力した時間は何ものにも代えがたい価値があります。この価値は誰かに評価してもらうような類のものではありません。自分たちで振り返り、吹奏楽部の歴史の中に位置付ければ、きっと胸を張って笑顔になれると思います。記念撮影は、ビクトリーのVサインではなく、三国丘の三を表す指三本のポーズで撮りました。笑顔が素敵だと思いませんか。後輩たちに胸張って引き継ぐことのできる「銀賞」は、吹奏楽部だけじゃなく三国丘高校の誇りです。