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生徒会長選挙が行われました! 生徒会執行部役員選挙じゃないところが三国丘なんです...

 今日の7時間目のホームルームで、生徒会長選挙立会演説会が行われました。全校生徒が体育館に集まるのは、コロナ禍後はじめてです。始業式や終業式でも放送で実施してきましたので、生徒会長選挙の重要性をわかってもらえるかと思います。

 私はこれまで府立高校6校で勤務してきましたが、生徒会長選挙をする学校は三国丘がはじめてです。というか、こんな学校は極めて少ないと思います。

 では、大多数の高校ではどんな選挙をするのかというと、生徒会執行部役員選挙です。生徒会長、副会長、会計、書記など生徒会執行部役員のそれぞれについて立候補者を募り、有権者である生徒は役職毎に投票します。中学校でもだいたいそんな感じだと思います。中学生の保護者のみなさんも何となくのイメージは思い出していただけるかと思います。

 が、三国丘では生徒会長しか選びません。副会長以下の役員は当選した生徒会長が責任を持って組織するというシステムです。中学生のみなさん、これってどういう意味があるかわかりますか?当然ですが、生徒会長に当選してから副会長以下の役員を探しているようでは遅すぎます。会長に立候補するからには、責任を持って執行部を組織する覚悟と準備が必要です。要するにこのシステムは、考え方や公約の違う生徒会役員の集まりではなく、生徒会長を中心とした"同じ方向を向いた意欲的な人材"を事前に担保するシステムなのです。だからこそ、公約したことにも早期に着手できるという訳です。とても合理的なシステムだと思います。例えば、アメリカ合衆国でも、大統領と副大統領は選挙で決めますが、その他の主要なポストは大統領が指名します。三国丘のシステムはこれに似た形と言えます。

 今回の選挙には3人の1年生が立候補しました。結果は明日、校内への掲示により発表されます。立会演説会では、昼休みを活用した新たなイベントを企画するとか、更衣室の環境を改善するとか、生徒の意見や要望を集める新たなシステムを提案するとか...いずれも具体的な公約が出てきました。誰が当選しても、三国丘らしい生徒主体の施策を考えてくれると思っています。