大阪サイエンスディ2023Ⅱ部に理科系3クラブが出場!

 大阪サイエンスディは、大阪府教委、府立天王寺高校、大阪工業大学が共催する理科系の研究発表大会です。二部構成になっていて、Ⅰ部は10月にポスターセッション(1枚のポスターで実験や分析結果を高校生が説明)の形式で実施。Ⅱ部は昨日(12月17日)、大阪工業大学梅田キャンパスにてオーラルセッション(パワーポイント等で研究の成果等を発表→質疑応答)形式で開催されました。

 今回、大阪サイエンスディⅡ部に参加したのは、8分野に59班。三国丘高校は、化学分野に理化部、物理分野に天文部、生物分野に生物部がそれぞれ出場しました。

 理化部の発表テーマは「錯イオンの金属樹生成への影響について」。難しいテーマでしたが、写真を多用し、とてもわかりやすく解説していました。審査委員の先生(大学教授)の質問にも堂々と答えていたのが印象的でした。天文部は「腹から声を出す」の科学的解剖がテーマ。明るく、わかりやすくという点では他班を圧倒していました。着眼点の面白さも評価されていました。生物部のテーマは「メダカの色覚について」。仮説を確かめるために実験装置を自作して研究を進めたところが特徴的だと思いました。それにしても、メダカに色覚があるなんて考えたこともありませんでした。

 すべての発表が終了した後、審査が行われ、最優秀賞と優秀賞の発表がありました。今年の最優秀賞は、府立園芸高校の「植物繊維と合成繊維の微生物分解耐性の比較」でした。園芸高校は3班がエントリーしていましたがいずれも発表者は1人。探究活動として1人でここまで仕上げてくるとは驚きでした。おめでとうございます!

 三国丘高校の理科系クラブは部員数を増やしています。大阪サイエンスディのような大きな舞台が部員のモチベーションを持ちあげていることは確かです。大阪サイエンスディに参加している高校は26校(うち3校は私立高校)です。化学や生物、天文に興味のある中学生は、三国丘高校で理科系クラブに入部して大阪サイエンスディに出場する未来を描いてみてはどうでしょう?

 大阪サイエンスディは来年度も行われます。理科系3クラブが興味深い研究発表をしてくれることを期待しています。写真をたくさん撮ってきました。ご覧ください。