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70期生生徒会長の医学部生が能登半島地震被災者支援ウェブサイトを立ち上げ

 三国丘高校には、長い間生徒と関わり、卒業生とも強い繫がりを持ってくれている先生がいます。これから紹介するお話は、先ほど、その先生から伺ったお話です。

 医学部に進学した70期の卒業生が仲間と力を合わせて、能登半島地震の被災者や支援者向けの情報サイトを立ち上げたというニュースです。北陸中日新聞のニュースサイトに掲載されましたので、下にリンクを貼りました。ご覧ください。

 彼の名前は橋本晃貴さん。三国丘高校在学中は生徒会長も務めてくれたそうです。医師になることをめざして金沢大学医学部に進み、現在、医学類の4回生に在籍しておられます。今24歳です。橋本さんは高校在学中から何事にも積極的なアイディアマンで、仲間と一緒に様々な改革に取り組んだと聞いています。多くの先生方が名前をきけば顔を思い浮かべることができる生徒だと聞いたので、当時のことを知る何人かの先生方に訊いてみましたが全員が憶えていました。

 橋本さんを中心に金沢大の学生有志約10人が立ち上げた情報サイトでは、罹災(りさい)証明について解説した資料や、糖尿病患者に向けた被災時の食事療法などを掲載するとともに、支援者向けには、ボランティア情報などを紹介しています。ウェブアプリケーションに詳しい学生の力を借り、能登で開設している薬局の位置を地図に落とし込んで一目で分かるようにもしたとのことです。

 記事の最後に橋本さんのコメントがありました。私にはこれがとても印象に残りました。この言葉は、たくさんの経験を積んできた人にしか言えない言葉だと思ったからです。紹介させてください。

 「自分はまだ勉強中で現地に行くと逆に足手まといになる。医療者として被災地に携われないことは悔しいが、情報面で被災者に寄り添いたい」

 きっと、橋本さんのような人たちが社会を変えていってくれるんだろうと思います。被災された皆様が一日も早く平穏な日常生活を取り戻されることを心からお祈りしています。

 

被災・支援者向け情報 集約 金大生有志がサイト開設:北陸中日新聞Web