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その悔し涙は本気の証拠!Social Innovation Relay 2023-24 で世界に挑戦した「mira薫kuru」に拍手を!

 3月3日(日)、東京で Social Innovation Relay 2023-24の National Final(国内決勝戦)が行われました。この大会は、高校生によるソーシャルビジネス企画のコンテストで、国内決勝戦を勝ち抜いたチーム(学校)は国際大会への出場権を得ます。三国丘高校はかつてこのコンテストを勝ち抜いて国際大会に出場し、そこで優勝したこともある名門です。

 今回、1次予選、2次予選を見事に通過して国内決勝戦に臨んだのは本校2年生4名で構成されたチーム "SudsFG(サッズエフジー)"。彼女達が開発した商品はなんと「紙シャンプー」、商品名は "mira薫kuru" です。液体のシャンプーとは違い容器の中に残ってしまうことがないので経済的、しかもトリートメントも配合しているので少ない水でも洗えます。地震などの自然災害が頻発している日本においては、被災者や救助者にとっても有用な発明品であるばかりか、世界に目を向ければ紛争等で苦しんでおられる地域の保健衛生にも役立つスグレモノです。このチームは大手の石鹸会社にも行って説明を尽くし、この企業による試作品までできています。直前練習をしていた3月1日(金)に様子を見に行ったときは、まだまだ緊張感の方が勝っているような感じでしたが、熱い思いが伝わってきて思わず目頭が熱くなるようなプレゼンを見せてくれました。

 いよいよ本番、国内決勝戦に出場した6チームによる熾烈な戦いが始まりました。チーム "SudsFG(サッズエフジー)" も全力でプレゼンに臨みましたが、残念ながら国際大会への切符を掴むことはできませんでした。結果は以下のとおりです。

1位 Butterfly 通信制高校に通う生徒が不登校生徒の自宅で学習を見守るサービス

2位 MentalHelpmate ストレス情報を可視化し高校生のメンタルヘルスをサポートするアプリ

3位 CottonSky 廃棄されるアイシャドウのキットを回収しボールペンにして販売するプラン

 国内決勝戦が終わった後は悔し涙だったと聞きましたが、この涙は「本気」の証拠です。私は、ここまで本気になって頑張ってくれた4名を誇りに思います。結果だけが価値ではありません。この悔し涙は千金に値します。みなさん、惜しみない拍手を送ってください。