これぞ三国丘!音楽系3クラブが合格者を演奏で祝福!

 今日は入学者選抜(公立高校入試)の合格発表が午前10時から行われました。10時のチャイムを合図に合格者の受験番号が貼りだされた瞬間、喜びを爆発させる親子や涙が止まらない受験生など悲喜交交。合否の両方に本校に対する思いの熱さを感じました。昨年度に続く高倍率でしたので、相当の人数が不合格となってしまいましたが、長い人生を思えば少なくともここがゴールではないので、少し休憩したらまた新たな目標を見つけてほしいと願っています。合格した人は気を緩めることなく三丘生であることに誇りが持てるようこれからもしっかり頑張ってください。

 全日制の府立高校では今日の10時から合格発表を行い、午後から合格者を対象とした説明会を行うことになっています。三国丘高校も同じスケジュールで合格発表を行い、説明会に臨んだのですが、本校の説明会は他校と趣が違います。正門から体育館までの動線上に音楽系3クラブを配置し演奏で祝福します。まず、発表場所に一番近い玄関前では吹奏楽部の演奏が披露されました。登校してきた合格者(中学生)とその保護者は嬉しそうに演奏に耳を傾けながら中庭へと進みます。

 中庭で待ち構えているのはクラシックギター部です。「ワタリドリ」など聴き覚えのある曲が耳に心地よく響きます。中庭を過ぎたトレーニング室前に居たのは弦楽合奏団です。こちらも「ジュピター」など元気が湧いてくる曲を演奏してくれました。

 今日は寒い日でしたので、演奏してくれた部員のみなさんは身体が相当冷えたと思います。私は、寒い思いをしてでも後輩たちのために精一杯の演奏を披露するという行動を見て三丘スピリットを感じました。三丘スピリットとは「文武両道」「自主自立」「切磋琢磨」の3つ。中でも今回は「自主自立」を見せてくれたと思っています。自らを自らで律する「自主自律」ではなく自分で考えて自分の力で立つ「自主自立」はまさに自分たちの行動の意味を知っているからこそできる行動と言えます。寒い中凍えそうになりながらも演奏してくれたのは、演奏してくれた部員全員に新入生を祝福する気持ちがあったからであり、かつ、自分たちの演奏が後輩たちの励みになることを自分の頭で理解していたからだと思います。音楽系3クラブのみなさんは本当に立派でした。写真を撮ってきましたので、その雰囲気だけでも感じてくれたら嬉しいです。