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【速報】教員のさらなる授業力向上のための新規企画「授業見学Week」実施結果速報

 生徒の希望進路実現は本校にとって最も大きな使命です。難関大学合格を勝ち取るために必要なのは学力であり、生徒が学力をつけるのは授業です。三国丘高校ではこれまで授業研究を繰り返し、難関国公立大学二次試験問題等を研究するなどして受験に対応できる学力の育成を図ってきました。単に知識を詰め込むだけの勉強ではなく、アクティブラーニングなど生徒主体の協働的な学習活動も積極的に取り入れ生徒自身が学ぶ力の育成も含めた学力の向上に力を尽くし、難関大学への進学においても大きな成果を残してきました。

 生徒が希望する進路を実現するにはまず良い授業をたくさん作ることだとの考え方のもと、三国丘高校では新規企画を実行しました。府立高校ではほとんど例を見ない新しい方法です。名付けて「授業見学Week」。決められた期間(今回は2週間)教員が自由に授業を見学に行くという企画です。授業を見学した教員は当該授業を担当した教員(授業者)に簡単なメモを渡します。そこには感想や質問が書けるようになっています。肩肘を張った研究授業とか授業公開ではなく「授業見学Week」にすることで見学回数が飛躍的に伸びます。授業に関する教員間の会話も大幅に増えました。

 思わぬ副産物は教科を超えた教員の学び合いです。例えば、数学の先生が国語の授業を見学し、グループワークで出てきた生徒たちの様々な解釈を論理的に纏めていくスキルを学んだり、漢文を教えている国語科教員が英語の授業を見学し音読の重要性を再認識したことなどです。教科を超えた自由な授業見学はいろんな果実を残してくれました。

 折角始める新規企画なので、本校ではこの取組をGLHS10校に照会し参加してくれる教員を募ったところ6名の教員が参加してくれました。また、そんな動きをしていたところ大阪府教育センターも興味を示してくださり指導主事6名を派遣してくれました。このことにより、本校と同じく難関国公立大学をめざす生徒が多い学校の教員からアドバイスをもらったり、各教科の内容について高い専門性を持つ指導主事から有効な助言をたくさんいただいたり、本当に実り多い取組になりました。

 5月27日(月)から6月7日(金)までの2週間で見学が行われた授業の回数は70回から80回の間と推定しています。非常に効率よく、しかも効果的な授業力向上対策が実施できたと思っています。この取組に関するアンケート結果など詳しいことがわかってきましたら、また報告させていただきます。

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