今日(21日)は本校が毎年実施している「3年進路交流会」の日でした。この取組は、この春、難関大に合格した卒業生から3年生全員に対して、その経験から得た知見や心構え等を直接伝えるというものです。今回は、京都大学工学部物理工学科に進学した 妹尾 淳伸 さん、大阪大学工学部電子情報学科に進学した 山田 修汰 さん、神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科に進学した 白井 音羽 さんの3名が身近な先輩として来てくれました。
このブログは、おかげさまで多くの方々に読んでいただいています。三丘生は勿論その保護者の方々、中学生や保護者のみなさん、同窓会関係の方々にもご覧いただいていると伺っています。今日のお話は現役の大学生が、後輩である高校生に話をするというものですが、これからいくつかご紹介するお話しは、高校生に限ったことではなく、中学生にとっても、もしかしたら我々のような大人が仕事をする上でも参考になる話ではないかと思います。
「3年進路交流会」は舞台上に並んで座っている3人に対して、司会役の教員が質問していく形で進行しました。いくつかあった質問の中のひとつである「役に立った勉強法は?」に対して3人が答えた内容を纏めるとこうなります。
○ 勉強を習慣にし、生活のサイクルに取り入れてしまうことが大事
勉強をする場所を決める/朝はスマホを見ない...などの自分ルールを決める
○ 勉強だけではなく休憩の質を上げることが大事
勉強の質を上げる方法は試行錯誤あるのみ/突発的にサボると自己肯定感と勉強の質が下がる
休憩の質も上げること(スマホ触らず軽い運動/会話と笑顔で幸せホルモン上昇)
メンタルがきつい時は思い切って休むことも大事
○ 多くの参考書に手を出すな! 1冊を極めることは成長に繋がる
1巡目はサッと解き思考回路を確認/2巡目は理屈を確認しながら解く
○ マイルールを作ることと自分の勉強法をカスタマイズ(夏休みまでに完成)することが大事
眠い時は机に突っ伏して15分間寝る(15分で必ず起きる)/殴り書きと独り言で覚えるなど
○ ベッドを神聖な場所にする
睡眠は大事(7時間半は寝る)/ベッドに座ることもスマホを触ることも禁止
もう1つだけ紹介します。「高校3年生の時一番大事にしていたことは?」という質問に対する3人の答です。
○ 想い出づくり、友達づくり。そのためにも文化祭には全力で取り組んだ。体育祭も全力でやるべき
○ 部活を夏まで頑張ることを決意し、スタートが遅れる分、春から頑張ると決めて実行した
○ 授業を上手く利用すること/特に3年後半の総復習/授業中寝てしまうのは時間の無駄
「3年進路交流会」は6限目にあったのですが、放課後に3年生が3人、校長室に来てくれました。「今日の先輩たちの話はどうやった?」と訊くと、ひとりがすかさず答えてくれました「今日からベッドを神聖な場所にします!」。その反応の速さにびっくりするとともに、先輩の言葉はちゃんと後輩の心に届いていると感じました。次に、3人に将来の計画を訊くと目が輝きだすのがよくわかりました。3人とも良い顔していました。そして、この時、彼女たちは必ず夢を叶えると確信しました。
頑張れ!3年生。自分を信じて...