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韓国慶山高校との交流は10年以上続く伝統! 小グループで案内するのが三国丘流

 韓国の慶山高校は、毎夏に来てくれます。今年も今日(7月17日)に来校してくれました。慶山高校は男子校なので男子ばかりの20名。お迎えした三丘生は1,2年生38名、ほぼ全員女子です。初対面ですが臆することなく、新三丘会館(同窓会館)で昼食のお弁当を仲良く食べました。食後は、互いの国や地域、そして母校に関するプレゼンテーションです。慶山高校の生徒は本当に英語が上手です。プレゼンの中にクイズ(慶山市の位置や特産品についての問題)を織り込むなど楽しい仕掛けがいっぱいでした。三丘生も韓国語と英語を駆使して、大阪や三国丘高校のことをわかりやすくプレゼンテーションしてくれました。人前で話をするのは度胸が要るし、それが英語や韓国語だったら、ちゃんと伝わっているのか心配になるものです。しかし、今日のプレゼンは慶山高校も三国丘高校も堂々としていて気持ちが良かったです。

 三国丘高校の国際交流は、小グループで行動する時間が長いことが特長です。今日の場合、慶山高校生1~2人に対して三丘生2~3人くらいの小グループで校内を案内したり、韓国の伝統的な遊びを体験したり...コミュニケーション場面はすべてこの小集団で行います。大きなグループだと遠慮してしまったり、会話する機会が限られたりしますが、これくらい小さいグループだと日常会話をするような感覚になります。最初はぎこちなくても、日本のアニメの話や韓国のアイドルの話で共通点が見つかると、すぐに話が弾み、正門でお見送りする頃には、もう友だちです。交流の最後には、多目的ホールで吹奏楽部の素晴らしい演奏を聴かせてもらい、名残を惜しみながらすべてのプログラムを終えました。鑑賞後には、慶山高校の生徒から、演奏レベルの高さを賞賛する感想も聞こえてきました。

 今年度の国際交流は回数も内容も充実しています。生徒にとっては貴重な体験を積み重ねる絶好の機会ですが、準備をする国際交流委員の先生方は大変です。観光協会等団体とのやり取りから始まり相手校との連絡調整...時として予想外の出来事も起きます。当日は両校の生徒の健康管理から校内で行われている他の活動への配慮などなど、毎回相当の苦労をお掛けしています。それでも、三国丘高校が国際交流活動に注力する理由は「生徒の顔」です。単に楽しい顔というのではなく、経験を通じて何かを学んでいる時の生徒の顔は輝いています。NASA研修やオーストラリア語学研修、フィリピン研修などの海外研修は勿論、今回のような国際交流も三国丘高校の自慢です。

 三国丘高校に来てくれる外国の高校生をおもてなしする国際交流活動は希望制ですし、参加生徒から費用を徴収することもありません。中学生のみなさんが、高校選びの参考にしてくれれば嬉しいです。

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