7月24日(水)から26日(金)の2泊3日、物理体感校外学習を実施しました。参加してくれたのは、2年生1人と1年生19人の合計20人。憧れのJAXAを含むいろんな場所を訪問し、専門家の講義を受けるなど知的好奇心が刺激されまくる夢のような時間を過ごしたようです。
引率をしてくれた先生も、生徒の変化を強く感じ、ご自身も興味深い体験をたくさんされたらしく、詳細な報告をしてくださいました。以下、伺った話をまとめます。
最初に訪問したのは、東京都にある 日本科学未来館です。ここでは、老化を体験しました。聞こえ方や見え方の老化を体験するというのは、何となくわかるような気がするのですが、記憶力や身体を動かす時に感じる老化についても体験できる装置があったそうです。
館を出た後は浅草に移動し、JAXAで、国際宇宙ステーション「きぼう」の日本実験棟の管理を担当されている 肥後尚之 さん(三国丘高校卒業生)のお話を伺ったそうです。主に宇宙産業に関する話だったそうですが、例えば、火星移住に向けて月に研究室を作ろうとしているアルテミス計画の話やスペースX社の宇宙開発の採算性の話など、時に国同士の利権にからむような話を詳しく教えてもらったそうです。
25日(木)は朝からつくば市にある 物質材料研究機構 を訪問しスマートポリマーの実験を見学させてもらいました。薄いプラスティックに熱を加えたり冷やしたりする実験だったそうです。まず、プラスティックに熱を加えると伸び、その後冷やすと丸まって棒状になります。話を聴いていて、私もこのあたりまでは想像できたのですが、さらに、この状態のプラスティックにお湯を注ぐとどうなると思いますか?なんと、もとの薄いプラスティック板に戻るそうです。実験も面白かったそうですが、この時解説をしてくれた若い研究者が、とても楽しそうに解説してくれたのが印象的だったそうで、親近感からか、多くの質問が飛び出したそうです。
その後、JAXA に移動しツアーに参加しました。ロケットのすぐそばでJAXAのOBである三枝さんのお話を聴かせてもらい、宇宙飛行士のトレーニングルームの実物大の模型も見学しました。みんなが特に感激したのは国際宇宙ステーション「きぼう」の管制室だったそうです。ガラス越しに実際の管制室の様子が見学できるらしく、釘付けになっていた生徒もいるそうです。この日(2日目)は、三枝さんがホテルまで来てくださり、静止衛星の話などさらに詳しい宇宙の話をしてくださいました。
最終日(3日め)は、つくば市にある高エネルギー加速器研究機構を訪問し、電子を高速加速して衝突させ高エネルギーを発生させる実験を見学しました。引率の先生曰く、3日めともなると、生徒は相当疲れているだろうと思っていたが、超難しい説明にも関わらず、みんな目を輝かせていたとのことです。
中学生のみなさん!明日(7月31日)は「進学フェア」の日です。なんばの大阪府立体育館(エディオンアリーナ)に来てくれる人もたくさんいると思います。三国丘高校のブースは第2競技場にあるので、是非来てください。勿論、私(校長)もブースでみなさんを待っています。あごひげが目印ですので、このブログを読んでくれた人は、近くに来て、気軽に声を掛けてください。待ってます!