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行く前から楽しすぎる遠足! "主体性"ってまさにコレやん〔1年生の「遠足」学年集会〕

 このブログをご覧いただいている大人のみなさん、遠足の想い出って何ですか?日本の学校園で高校卒業まで過ごした方なら、生涯で20回くらい遠足に行ったんじゃないでしょうか?我々教員は、遠足の引率も含めたら、全部で100回を超える人も出てくると思います。遠足って楽しいですよね。

 この記事を読んでくれている中学生も含めて、みなさんが経験した遠足ってどんな感じでした?友だちとワイワイ遊んだとかバーベキューをしたとか...いろいろあると思いますが、目的地の決定から現地ですることまで全部生徒が決める遠足を経験した人は少ないんじゃないでしょうか。三国丘高校にはそんな遠足があります。

 今日の1年生のホームルームは「遠足学年集会」でした。多目的ホールに学年全員が集まり、遠足委員が全てを仕切る学年集会です。教員の関与はほぼゼロです。司会役の遠足委員が舞台に上がって、最初にしたことは、10月の遠足の目的地の発表です。

 高校1年生の遠足で「奈良」なんてありふれていると思った方が多いかもしれませんが、現地で行うメニューをきけば"なるほど、そういうことか"と納得しました。集合場所のJR奈良駅に到着したら、予め決めておいた小グループに分かれて、それ以降はずっとグループでの活動になるそうです。観光名所を巡りますが、途中に4つのチェックポイントが設けられていて、そこでクイズが出題されます。スタンプをもらったら次のチェックポイントに向かうというルールだそうです。それだけではありません。奈良には外国から多くの観光客の方々が来られているので、自分たちから英語でインタビューをして、それを動画として保存するというミッションもあります。英語がしゃべれるだけではなく、コミュニケーション能力も高くなければクリアできない高度なミッションです。下手をするとトラブルになり兼ねないミッションなので、今日のホームルームでは、遠足委員が実演形式でポイントを解説しました。外国人観光客役になってくれたのは、カナダ出身でNativeEnglishの先生、ジャック先生です。実演(勿論すべて英語)を見ながら遠足委員のポイント解説が入ります。曰く"端的な質問にすること""グループ全員で聴く意識が大事""決して失礼のないように"の3点がポイントでした。

 遠足委員によると、当日現地で発表するミッションがもう1つあるそうです。これは、私にもわかりません。頑張れ遠足委員!といったところです。

 最後に、遠足委員の代表が挨拶をしました。「遠足は10月で、それまでには中間テストなど大変なこともたくさんあるけど、みんなで乗り切ろうぜ!」

 最初から最後まで全部生徒が仕切る集会。そしてその先にある遠足という行事。世間では"生徒の主体性が大事"なんてことがよく言われますが、これ以上主体的な生徒がいるのだろうかと思ってしまいました。手前味噌にきこえるかもしれませんが『三国丘高校の1年生は、面白い学年になりそうです』

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