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探究活動の更なる高みをめざして! CS中間発表会&SSH運営指導委員会

 三国丘高校は、これまでから探究活動で大きな成果を挙げてきました。ビジネスプラングランプリでの全国優勝は有名ですが、他にもたくさんあります。SSHというのはスーパーサイエンスハイスクールの略で、本校は国から指定を受けて様々な事業を展開しています。学校説明会でも必ず説明するNASA海外研修もSSH事業の一つです。

 CSというのは、三国丘高校における探究授業の略称です。昨日開催されたCS中間発表会は、2年生の各グループが探究活動の途中経過を報告する会です。文系はプレゼンテーション、理系はポスターセッションという手法で発表しました。まずは、下のpdfを開いて、どんなテーマの発表があったのか、覗いてみてください。

2024(R06)中間発表_部屋別 スライド発表要旨集.pdf

2024(R06)中間発表要旨集.pdf

 チラッと見ただけでも楽しそうなテーマがいっぱいあります。「関西弁の特徴~関西弁はグローバルな言語?」とか「男女でできる新しいスポーツを創りたい」とか...

 SSHの分野でも、面白そうなテーマがたくさんあります。「ナメクジの学習能力実験へ」とか「バナナの皮から紙の作成~バナナ大好き~」とか...

 この日は、SSH運営指導委員会の日でもありました。物理、化学、生物、数学、情報などを大学や大学院で研究(講義)しておられる先生方が委員としてお越しになり、ポスターセッションをご覧いただきながら、直接指導いただきました。ご指導の後は校長室でSSHの運営についてなどいろんなお話を聴かせていただきました。その中で私が印象に残っているお話を1つだけご紹介します。探究活動の参考になれば嬉しいです。

 「段取り八分」というお話です。実験を伴う探究活動で結果を出すには段取りが大事だというのです。実験が正確に行われるためには実験器具から工夫することが肝心と仰っていました。どんなに厳密に実験を進めていても実験器具に不備があれば正しい結果は得られません。実験器具一つひとつの役割まで考えて工夫するのが探究活動だというのです。逆に、ここまでできたら8割くらいは成功したと思って良い...即ち「段取り八分」という訳です。この考え方は、例えば、テーマを考えるときにも活きてくる気がします。ただ、多くの人が興味を示すようなテーマをネットなどの媒体から引っ張ってくるのではなく、自分たちの日常を想定するなどして自分たちの手許に引き寄せて独自のテーマに育て上げるということも、広い意味で「段取り八分」なのではないかと思いました。

 ブログの最後は中学生へのメッセージにすることが多いのですが、今日も一つだけ...勝手なことを書きます。何かを覚えるとか、何かについて、既に決まっているルールの中で答えを探し出すというのではなくて、何もない白紙に自分たちの思いを描くというのが探究活動です。悩むこともあるし仲間と上手くいかない時もあります。でも、白い紙に描いた絵が完成した時の喜びは描いた者にしかわかりません。高校で、そんな体験をしてみたいと思った人は、SSHやSGHなどの探究活動に力を入れている学校を視野に入れてみてください。きっと、楽しい高校生活になると思います。

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