【速報】おめでとう!科学の甲子園大阪府大会準優勝

 昨日(10月27日)、大阪工業大学で開催された、科学の甲子園大阪府大会で、三国丘高校が見事準優勝に輝きました。この快挙を果たしてくれた三丘生から記事の投稿をもらいましたので、早速ご紹介します。

 おはようございます。2年の町谷です。 昨日、大阪府教育委員会主催、大阪工業大学共催の科学の甲子園に参加しました。 科学の甲子園とは、筆記試験と実技試験から多角的に科学の知識と技能を測り、高校同士で競い合い、切磋琢磨し合う大会です。 私たちの三国丘高校の代表チームは歴代最高位の総合2位でした。 結果だけに囚われることなく、一連の科学の甲子園で感じたこと、考えたこと、今後に活かせることなどをチームの一人一人がまとめましたので、校長ブログへの掲載をよろしくお願いいたします。

 総合順位上位3校は、以下のとおりです。

1位 大阪府立北野高等学校

2位 大阪府立三国丘高等学校

3位 大阪星光学院高等学校

(町谷 悠希) 科学の甲子園では、筆記競技と実技試験が設定されており、僕が特に印象に残っている、筆記競技について述べたいと思います。筆記競技とは簡単に言うとテストなのですが、高校でよくある個人の能力を測るテストではなく、6人で協力して、6科目のテストを解きました。詳しく言うと、6人で話し合いならテストを解きます。普通ならカンニングですが、科学の甲子園ではルールで許されています。なので、自分の解けない問題をいかに解けそうな人に渡すことができるかが勝負を決めると痛感しました。このことは、大人になって手に職をつけるとなった時に、ものすごく重要な能力ではないかとも感じました。自分のできないことに対して、落胆するのではなく、できる人に助けを求めることができる。これが集団で最大限の成果を生み出す秘訣ではないでしょうか。

(田中 美帆) 今回の科学の甲子園では、筆記試験も実技試験もずっと6人で協力し、分担して乗り越えていきました。 このことから「自分を理解して、できないことは人と協力する」という姿勢は、今後の学校生活においても非常に大切だと思います。仲間と協力し合うことで、より深い理解が得られ、問題解決能力も向上すると感じました。

(東山 明遠) 私は科学の甲子園の実技試験が印象に残っています。 実技試験のテーマは、塩ビパイプを綱渡りするロボットを作成することでした。 科学の甲子園当日まで、昼休みや放課後に物理教室に集まり、試行錯誤しながらロボットの製作をしました。 試験本番では、実際にロボットを組み立て、動かす競技に加え、その場で問いが発表される45分間のレポート課題が課されました。この時、前日までにロボットの歯車の接続がどのようになっているかをまとめていたため、レポートに活かすことができました。 もし問題が分からなくても、自分たちが作ったものをしっかり理解していることはとても重要だと感じました。 そしていよいよ自分たちが作ったロボットを動かすという時になると、私は震えが止まらなくなりました。今まで皆で積み重ねてきたものが、ここで崩れるのが怖かったからです。 しかし、今思い返せば、その場で事故が起きていたとしても、積み上げてきたということ自体が大切なのだなと思います。 この科学の甲子園では、一生に一度の青春を味わうことができたと思います。

(高松 健吾) 実技試験で綱渡りロボットを作成しました。当日までに何度も試行を重ねることで納得のいくものが出来上がりました。閃きだけでは作れなかったと思います。現在存在する構造からインスピレーションを受け、沢山の通りを試しては失敗し、試しては失敗しを繰り返し、最終的に、完成形まで持っていくことができました。一様な物体であるなどの都合の良い条件はないので、机の上だけで考えていることと実験との難しさや面白さを感じました。

(細江 真史) 科学の甲子園の実技試験では、レポート課題があり、6人で協力してレポートを完成させ、それから装置の組み立てをしました。 レポート課題は難しかったですが、力を合わせて取り組めたのでよかったと思います。 全体的に協力してすることが多かったことが貴重な経験だったと感じました。 今後、この経験を色々な場面で活かせればいいなと思いました。

(廣田 仁冴朗) 筆記試験の問題を解き始めたとき、問題の難しそうな文面と緊張から頭が真っ白になって、シャーペンが動きませんでした。普段のテストならそこで試合終了になってしまっていたかもしれません。 しかし、このテストはチーム戦だったので、他のチームメイトにアドバイスを貰えてなんとかある程度問題を解くことができました。協力の大事さに改めて気付かされました。 実技試験では、練習段階で得られた反省を活かして成功確率をできるだけ上げていたので、安心してロボットを送り出せました。上手く走ってくれて嬉しかったです。 実技試験のあとの交流会では、僕らのロボットを紹介するだけでなく、他校の生徒たちが凝らした工夫を感じることができてとても楽しかったです。 6人で協力して同じ問題に挑むというかなり珍しい経験ができて、高校生としての思い出がひとつ増えたと思います。 一緒に戦ってくれた5人へ、本当にありがとう!!!!

 凄い経験をした6人が何を学んだか...よくわかる文章を送ってくれました。こんなに嬉しいことはありません。これも一つの"青春"です。みんなカッコいいです。このブログを読んだ中学生の中には、きっとみなさんに憧れる人がいます。そんな中学生のためにも、これからも頑張ってください。

 おめでとう!読者のみなさんも、6人に拍手を送ってあげてください。

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