先輩というものはいつの時代も、どの世界でもありがたいものです。ソフトテニス部のOBOG会にあたる「三国丘軟庭会」から、男女揃っての近畿大会出場を記念して横断幕の寄贈がありました。この横断幕はテニスコートの入口に掲出されます。
三国丘高校には35のクラブがあり、本年度の部活動入部率は103%です。近年特に兼部が多くなり、部活動入部率が右肩上がりに増加しています。そんな中、ソフトテニス部の伝統は、何と言っても生徒による主体的な部活動運営だと思います。練習計画の策定や練習内容の検討、決定まで徹底して部員が自ら行います。顧問や外部コーチの役目はあくまでも助言であり、決定権は部員にあるというスタイルです。これこそ、真の自主自立です。そんな素晴らしい伝統を引き継いだからこそ、近畿大会という大舞台に立てるのだと、私は思います。
強豪私学がひしめく大阪から、自分たちの力でのし上がった後輩たちを誇りに思う先輩が、自分たちの思いを形にした横断幕が誇らしげに風に靡いていました。