第1志望合格に向けてまっしぐらの3年生(78期生)に、77期生(1つ上の先輩)や78期生(2つ上の先輩)が実体験を語ってくれました。今の時期の受験生の背中を一番強く押してくれるのは、去年大学受験を経験した先輩たちです。三国丘高校では、毎年この時期に、直近の先輩から実体験を聴く「進路交流会」を開催しています。今日はその様子をお伝えします。大学受験も高校受験も共通点があると思うので、中学生も是非読んでみてください。まずは、写真です。

多目的ホールの壇上に座っているのが先輩たちです。進路指導主事の先生から、詳しい報告をもらったのでご紹介します。
進路交流会で卒業生が語ってくれた内容をお伝えします。
浪人していたので、「浪人させてもらっている。いろいろな人のサポートを受けて勉強させて もらえている」という気持ちで必死に頑張った。山田修汰くん(75期 大阪大・工学部(一浪))
受験できる環境が「幸せ」なことで、それを勉強へのエネルギーに変えるようにした。振り返ってみると、受験勉強していた日々が良い思い出となっている。
勉強はしんどくて大変だったが、大学生になって俯瞰するととても良い経験をしたと思える。がむしゃらに努力したことで、学力以上に大切なものを身につけることができた。受験の結果がどうであろうと将来の自分にとって間違いなくプラスになる経験だと言える。共通テストリサーチの結果、実際はショックだった。最初はへこみながら2次試験に向けて勉強をしていたが、途中で腹をくくった。落ち込んだ気持ちを乗り越えることができた。菅原由人くん(77期 京都大・工学部)
自分の人生でこれ以上勉強することはないんだという気持ちで勉強していた。11月実戦模試で D判定だったが、落ち込むのではなく、「これは1か月前の自分の力。今は勉強を継続して、もっと力をつけている。本番までまだ時間はあるから、まだまだ伸びる!」とポジティブに考えていた。
次に、2学期後半に向けて心がけていたことを訊きました。
環境選びと習慣選び。勉強する場所を決めること(自分の部屋or予備校自習室など)。睡眠をし っかり取る。寝る時間を削るようなことはしない。休憩するときにスマホをいじらない。休憩時は脳をしっかり休ませる。ベッドは寝るための「神聖な」場所。そんな場所でダラダラ勉強しない。つまり勉強場所も時間もしっかり切り替えをし、それを習慣化する。山田くん
毎日一生懸命頑張っていても、誰にだってやる気が今一つ出ないこともある。そんな時はいつも50%程度でも勉強できたら十分と思うようにした。その程度でも頑張った自分を褒めてあげる。ただ勉強時間をゼロにするのは絶対にダメ。少しでもいいから継続することを心がけた。土肥くん
習慣化を心がけていた。特に受験直前の1か月は毎日全く同じスケジュールで行動し、習慣化した。そうすることでいつもと違う行動をとれば(習慣通り勉強しなければ)気持ち悪いなという感覚を覚えた。菅原くん
睡眠をしっかり取る。友人に会うために学校に来ていた。辛い時期も友達と会って話をすることで友人に救われた。伊藤さん
78期生はとても熱心に話を聞き、教室を戻ってから各自書いたコメントからも、やる気に火がつき、心を揺り動かされた様子が伝わってきます。放課後に行った個別相談会も例年以上に3年生(1年生もいました)が話を聞きにいき、熱い励ましのメッセージを先輩からもらったようです。4名の卒業生は話す内容など丁寧に時間をかけて準備してくれていて、本当に感謝です。