卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。そして、保護者、ご関係の皆様、本日は誠におめでとうございます。
皆さんとは、わずか一年間だけのお付き合いでしたが、その成長ぶりには目を見張るものがありました。この一年を振り返ってみますと、運動会では、小学部は一人ひとりの課題に挑戦しました。中学部は東日本大震災の復興への祈りを「和」で表現しました。どの発表にも素晴らしい感動をいただきました。もみじフェスタの発表には『感動をありがとう』と言わせていただきます。演技をなし終えた後の皆さんの表情は晴れ晴れとした充実感、満足感にあふれていました。
そうした中でも一番の想い出は、何と言っても修学旅行ではないでしょうか。
小学部は姫路セントラルパークでいろいろな動物たちとの触れ合いを楽しみ、倉敷では情緒あふれる雰囲気を楽しみました。
中学部は琵琶湖での遊覧、東映太秦映画村の見学を楽しみましたね。宿舎での舞妓さんとの交流には胸がどきどきしたのではないでしょうか。
この体験はこれからの皆さんにとっての大きな財産のひとつです。
さて、四月には、小学部・中学部での思い出を胸に進学ですね。新しいお友達と先生が待っています。新しい仲間と仲良く元気に勉強にも遊びにも頑張ってください。家族の皆さんも君たちが元気で充実した学校生活を送ることを楽しみにしておられます。学校でのお話を家族の皆さんにいっぱい聞かせてあげてください。
保護者の皆様、いよいよお子様がご卒業される時がやってまいりました。さまざまなご苦労を乗り越えられ、わが子を支え、育まれたことに敬意を表しますとともに、これまで暖かいご理解とご支援をいただきましたことに、厚くお礼を申し上げます。これから新しいステージでの生活が始まります。不安なこともおありかと思いますが、お子様の力を信じ、ともに成長を見守り続けていただければと思います。
在校生の皆さん、先輩が卒業していきます。心からお祝いするとともに、今まで共に築いてきた「心の繋がり」を大切にしながら、上級生として新入生をリードしていって欲しいと思います。
最後に、卒業生の皆さんのご健康とご多幸を心からお祈りいたしまして、「はなむけのことば」といたします。