今日は、本校が育みたい力、本校に入学していただきたい生徒像について記したいと思います。これらは、これまでの学校説明会における私のご挨拶を要約したものです。
まず、本校が育みたい力は、高い志、国際性、コミュニケーション能力、そして、プレゼンテーション能力です。これらは、社会において、また、生涯にわたり生きて働く力と言えるでしょう。
また、国際文化、総合科学それぞれの分野における専門性を高め、スペシャリストに求められる力を育むことも目標です。
次に、本校に入学していただきたいのは、まず、それぞれの分野に関心がある生徒さんです。きっと本校において、各分野への関心がさらに向上し、高い学力を得ることができます。
また、専門分野以外の分野、すなわち、文系の進路を志望しているが、理数系教科に関心が低かったり、逆に理系の進路を志望しているが、文系教科に関心が低かったり、あまり得意ではないけれども向上心がある生徒さんにも、ぜひ入学してほしいと考えています。
なぜでしょうか？まず何よりも、本校には、創立以来行ってきた先進的な教育活動による蓄積が豊富にあるからです。現在も、本校は、文科省より2件、府教委より1件の研究指定を受けています。こういった研究と実践の蓄積は、教員の中に引き継がれていますし、様々な教科や課題研究の指導方法の中にも生きています。
次に、本校には、文系・理系各分野において高い関心と学力を有する生徒がおり、ふだんの学校生活や、研修、行事、部活動等で交流しあっているからです。相互の交流を通じ、専門分野とは異なる分野について、高い刺激を受けることができます。
そして、充実した施設・設備をあげることができます。それは、両学科のブログ等からご理解いただけると思います。
また、とくに3年次において16単位に及ぶ選択科目があり、いずれの学科の選択科目にも文系・理系両方の科目を設けていることがあげられます。生徒は、いずれの学科に属していても、自分の進路実現のために役立つ科目を柔軟に選ぶことができます。
ネイティブの先生とのティームティーチングや、少人数の授業がたくさんあることも、専門高校ならではの特色であり、生徒にとって有利な点です。授業時間数も、府立高校の中で最も多い35時間あり、隔週の土曜日の午前中、部活動を停止し、講習も行っています。
最後に、本校においては、実際にどのような生徒が育っているでしょうか？今春の卒業生の内、3人にひとりは国公立大学へ進学しました。人気の高い私立大学へも多くの生徒が進学しています。海外の大学へ進学した生徒は5人います。その中には、将来、国境なき医師団での活動をめざしている生徒もいます。本校が目標としている力を身につけることなしに、このような結果が出ないことは言うまでもありません。
中学生の皆さん、ぜひ学校説明会やオープンデイでそれらを確かめてみてください。お待ちしております。