第48回入学式式辞(抜粋)

 本年度、最初の校長ブログです。さる42日に実施した入学式における校長式辞の抜粋を掲載いたします。私は、新入生諸君が本校の特色を十二分に活かし、それぞれの夢を実現できる力を育んでほしい、との期待を述べました。

 

 

 本校は創立以降、生徒諸君の創造力を最大限活かすよう努め、時代を先駆けるパイロット校として発展してきました。平成17年の国際・科学高校への改編以降、コミュニケーションツールとしての外国語と情報機器を活用する力を向上させるとともに、豊かな国際感覚や確かな国際理解の下に、科学技術、経済、文化等の分野において、グローバルに活躍できる人材の基礎となる資質・能力の育成をめざしています。

 

 本校は、質の高い授業、行事や部活動等自主活動の重視に加え、次の4点を重視しています。

 

1)  科学分野での実験・実習、言語分野での体験学習、両分野における校内外における研修の実施。

2)  ICT機器を活用する力とコミュニケーション能力の向上。

3)  プレゼンテーション力、効果的な発表に求められる知識・スキル、他者を説得する力、他者と交渉し創造的に問題を解決する力の育成。

4)  大学・研究機関等と連携し先進的指導方法を開発・実践すること。

 

 私は、48期生の諸君が本校の特色を最大限活用してくれることを心から期待しています。本校における3年間は、すべての諸君に等しく与えられる時間です。諸君がこのあいだに、どれほど多くのことを、どれほど深く学ぶのかということは、諸君一人ひとりの学ぶ姿勢によって変わってきます。受け身になることなく、自ら能動的に学んでもらいたいと思います。

 

 能動的に学ぶための心得とはどのようなものでしょうか?それは、何ごとからも謙虚に学ぶ素直さと、ひとと自分の感性や考え方のちがいについて深く学ぼうとする批判的精神、好奇心と寛容性、そして、自らをさらに高めようとする意欲と、広く社会に貢献しようとする気もちです。

 

 新入生諸君、今日のこの喜びと緊張を決して忘れることなく、これからの一千日を実りあるものにしてくれるよう心より期待しています。