藤嶽先生講演会報告

2026年6月24日

藤嶽先生の歩み浪人時代
 ・一念発起してメキシコへ「自分探しの旅」に出る。
 ・現地で農家に拾われる。
 ・「食べ物に関わるのは面白い」と感じ、農学部を志望するようになる。

勉強方法
 ・「答え合わせをしない。」
 ・理解していれば答え合わせは必要ないという考え方。

大学時代
 ・アラスカへの自分探しの旅。
 ・藁ぶき小屋で生活し、片道3時間かけて通学。
 ・マスコミから内定を得る。
 ・学部卒業予定だったが、「何もない自分」に気付く。
 ・土壌学はマイナーな分野であり、この分野で挑戦しようと考える。

大学院時代
 ・化学と英語に取り組む。
 ・微生物と有機物を研究。
 ・特殊な化合物の研究を行う。
 ・化合物の構造決定技術を土壌有機物研究へ転用。
 ・温暖化研究のため、世界各地で穴掘りや採水調査を行う。

土壌学についてなぜ土壌学が必要なのか
 ・土は作ることができないため。
 ・農業の収穫を安定させるため。
 ・海外の大学では土壌学の教員が6名いることもある。
 ・有事の際の食料自給は重要であり、経済封鎖や食料封鎖への備えにも関わる。

土と地球温暖化炭素の蓄積
 ・大気中の炭素量を1とすると、
 ・植物中の炭素:1
 ・土壌中の炭素:3
 ・土壌には大気中の約3倍の炭素が存在している。

微生物による分解
 ・植物中の炭素は微生物によって分解される。
 ・植物中の炭素量は
 ・熱帯 ≧ 温帯 ≧ 寒冷帯
 ・微生物の働きも
 ・熱帯 ≧ 温帯 ≧ 寒冷帯

温暖化の影響
 ・寒冷帯では温暖化によって微生物の活動が活発になる。
 ・土壌中の有機物が分解され、二酸化炭素やメタンが放出される。
 ・微生物の分解が非常に遅いため、約2000年前の有機物が残っていることもある。

世界各地での研究チベット高原
 ・現在は入国できない。
 ・標高4200mの土を4000m地点へ移動させる。
 ・約1.2℃温暖化した状態を再現できる。
 ・長期間を要する温暖化の影響を、土を移動することで調べることができる。
 ・習近平政権下の政策(チベットの民族問題)により入国が難しくなった。

北極湿原
 ・土壌から海への炭素(C)と鉄(Fe)の移行を研究。
 ・シロクマに襲われそうになった経験があり、その後南極へ。

南極
 ・湖の中のコケやシアノバクテリアを研究。
 ・コケが土壌有機:物の供給源となっている。
 ・「土壌の原型の姿」が見られる場所として紹介された。

その後、大学生による学校生活や、研究についての話しがあった。

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