7月7日(金)

<七夕>

今日は七夕です。日本の5節句の一つです。私たちには、「織姫」と「彦星」が・・・年に1回で会うんだ、というようなニュアンスで覚えていますね。しかし、もともとは七夕も「しちせき」と呼び、お盆を迎えるための準備にあたる日をさしていました。日本の旧暦でいう7月というのは、お盆や稲の開花期、麦などの収穫期だったそうです。そのため、お盆に先立って祖先の霊を迎えるために乙女たちが水辺の機屋にこもって、機を織る行事が行われ、そこでは水の上に棚を作って機を織ることから、これを「棚機」(たなばた)といわれたそうです。この際、機を織る乙女のことを「棚機つ女」(たなばたつめ)と呼び、また笹竹には、神迎えや依りついた災厄を水に流すという役目があったのです。いずれ、この行事は現在のような形に変化していくのです。そして、その日は7月7日の夕方をさしていることから七夕(しちせき)と呼ばれ、棚機(たなばた)にちなんで七夕(たなばた)という読み方に変わっていったようですね。

この七夕という行事は、地方ではいろいろな形で行われています。仙台では、この7月ではなく、旧暦のまま8月に七夕まつりとして行われています。

北海道では、子どもたちが「竹に短冊七夕まつり、ろうそく一本頂戴な」と行って近所を回ります。これが伝統として行われています。ここでいう「ろうそく」は子どもにとっては「お菓子」をさし、訪問された家は「お菓子を子どもたちに渡す」風習があります。ですから、いっぱいお菓子を買っておかないといけないわけです。それぞれの地方の七夕を調べると面白いかも知れませんね。大阪の中でも、地域によって多種な伝統があるかも知れません。

<熱中症講座>

本日は生徒及び教職員対象の「熱中症及びAED講座」が実施されます。専門学校から講師の方を招へいして、専門的な立場で学ぶことになります。学校生活ではたとえば部活動の時に突然生徒が倒れたら・・・もし、休み時間中に何かあったら・・・家庭では、もし家族が突然倒れたら・・・そんな時に、勇気を持って心肺蘇生をおこなえるように、という意味もあります。

マラソンをしていると、多かれ少なかれ倒れている場面に遭遇します。一番多いのは、ゴール手前です。ゴールが見えた瞬間にいきなりスピードを上げると心臓への負担が大きくなりますので、倒れる可能性が増すのです。何でもそうですが、突然始めることで体は準備できていませんので、驚くことになります。お風呂場なんかでも多いです。お風呂場は、気温の差が脱衣所とお風呂では大きく異なるために発生するのです。こういう救急の場合には、当然救急車を呼ぶのですが、それでも早くても5分はかかります。都市部では10分以上かかる場合もあります。電話を掛けると、状況を聞かれ、場合によっては心肺蘇生の手順を教えてくれますので、その通りにしていればいずれ救急隊がかけつけてくれます。適切な処置があれば、助かる命がたくさんあるのです。

ということで、今日は身内だけではなく、たとえば道でそんな場面に遭遇したら、勇気を出して人命救助できるようにという意味も入っています。真剣に受講してください。これからの季節は熱中症にも注意が必要です。正しい知識で、適度に運動できるのがいいですね。部活動となると、少しハードな面も出てきますが、安心して夏を乗り越えてください。

さて、考査が終わり、あと2週間で夏休みです。まずは来週の予定を確認しておいてください。

10日(月)・11日(火) 1・2年生は進路集中講座

 3年生は通常4時間ですが、1・2年生は3・4時間目に進路集中講座を実施します。少しでも将来の進路に意識を持ってほしいという意図があります。10日(月)には2年生は、多くの大学・短大・専門学校等から講師を招いて、希望の進路の話を聞けます。1年生は同じようなことを11日(火)に行います。常に10年先のことを考えられるように真剣に受講してください。

10日(月)~14日(金) 午前授業

 期末考査が終わりましたので、午前授業で実施します。すべて該当曜日の1~4限目の授業を行いますので、忘れ物をしないようにしてください。

13日(木) 保育体験事前指導(午後~)

 この日は夏休みに実施する「保育専門コース」の保育所実習に関わる事前指導の日です。大阪成蹊学園さんから講師の方が来てくれます。小さな命を預かる現場で、貴重な体験ができますので、しっかりと意識して聴いてください。

今日から来週にかけては考査返却が行われます。一喜一憂するのではなく、現実をしっかりと受け止めてください。また、全国を見ると、7月14日(金)の代表者会議を皮切りに、東京オリンピックの種目にもなっている、ラグビーのセブンズの全国大会が実施されます。

大阪でもこの夏に東北で実施される全国高校総体の大阪激励会が11日(火)に実施されます。どちらの大会もそうですが、府代表として頑張って欲しいものです。興味があったら新聞などで確認してください。