10月3日(火)

<推薦入試>

10月に入りました。時期的には、就職に関しては2次選考に入っています。公務員試験を除くと、ほぼ解禁に伴う1次選考が終了し、次を睨んで行動する時期です。

また、進学面では指定校推薦が始まります。大まかな動きで言うと、

10月:指定校推薦

11月:公募制推薦

1月:センター試験

2月:一般入試

という流れになります。試験は後半になればなるほぼ、合格しやすくなります。指定校推薦を除いて、公募制推薦は幾度かあるのが一般的ですし、目標としている大学や短大がある場合には、最後の一般入試まで粘り抜く強い気持ちを持つことが必要です。その気持ちを維持できるかが鍵です。

どうしても早く合格を勝ち取りたいという気持ちを持つはずですが、合格した後には、4月の入学に向けて、基礎力の定着をはかる必要があります。逆に最後まで受験勉強に励んだ人は、学習の礎があって、スムーズに4月を迎えられる場合もあります。ですから、特に指定校推薦で合格を勝ち取る人は、合格後から受験を意識せず、入学後を意識して、より一層学習する必要があります。そうでなければ、合格してから人一倍苦労します。この点だけは、しっかりと意識してください。

今も放課後の遅くまで残って学校で勉強している人がいます。頭が下がります。前向きに歩むことで、必ずや道は開けるはずですので、最後まで粘り抜いて、やりきってください。

<悲しい事件>

アメリカで悲しい事件がありました。人は知恵を持ち、考えて行動することができます。しかし、時として誤った思想に陥ることもあります。

今回アメリカで銃乱射事件があり、多くの尊い命が奪われました。何の罪もない人たち、これから先数多くの楽しみが待っていた人、大きな夢を抱いて精一杯生きていた人、さまざまな人がいたはずです。

こんな時に、いつも思うことは「私たちは生かされている」ということです。だからこそ、精一杯何かに打ち込む必要があり、感謝して生活する必要があるはずなのです。今ある生は当たり前ではなく、尊いものであり、その価値を下げるもあげるも、生を賜っている自身のはずです。

高校生活では、授業や部活動があります。精一杯取り組んでいますか。今の一瞬を大切にしていますか。明日と言わず、次の瞬間に何があるかわかりません。1分1秒を大切に、目的を持って生活をしてください。そして、自分自身に限界を作らず、多くのことに立ち向かってください。

今、生きたくても生きられない人がいます。テロで犠牲になった人もそうです。その人たちの分も、とは言いません。少なくとも、自分自身に与えられた生を大切にしてください。大切にできるのは、他ならない皆さん自身です。ちょっと、考えさせられる事件です。