11月15日(水)

<高体連>

高体連関係のことをしていると、色々と思うことがあります。

今週末には年末年始に行われる全国高校ラグビーの大阪府予選決勝が行われます。ラグビーもそうですが、ここ数年は公立高校が全国大会で活躍する場が少なくなってしまっています。もちろん、中高一貫校が増え、中学校から連続した6年間で部活動指導ができるメリットもあるでしょう。

こうやって高体連の活動が活発になって、世界で活躍できる選手が数多く輩出されることはいいことです。しかし、一方で勝利至上主義になっていないだろうか・・・という疑念も生じます。

高等学校における部活動の位置づけは、そこで先輩と後輩の関係から社会の成り立ちを知る一面もあるでしょうし、礼儀作法を学ぶ場でもあるはずです。他者を敬い、憧れることで高い目標を持ち、邁進し続ける強い心を育むこともできるでしょう。

本校でも部活動で日々汗を流して、それぞれの目標に向かっている人たちがいます。小さなことからでも積み重ねをして、明日の新しい自分探しをしてください。これから冬に入ります。サッカーは選手権があり、バスケットはウィンターカップ、バレーボールは春高など、さまざまな大会もあるはずです。反面、野球は基礎をつくる時期になります。

学習も含めて、全ては基礎・基本から始まります。基礎なくして応用なしです。ただ、この基礎を繰り返し行うのが苦痛なのです。それを苦痛を思わずに「当たり前」と思えるような心が持てるようになってください。日々の授業の場でも同じです。再度、期末考査に向けて、今の学習状況を確認し、悪い部分は戒めながら学校生活を送ってください。

<避難訓練>

明日は避難訓練です。大災害が発生した際には、皆さん自身が避難するのはもちろんですが、災害が落ち着いた後には、学校自体が「避難場所」になる可能性もあります。

特に大地震が発生した際には、ライフラインが途絶え、生活が大幅に乱れます。

そんな際でも、落ち着いた気持ちで避難できるようになるのが目的です。いざという時には、人はパニックになりますが、訓練を重ねることで日常になります。逆に、訓練と聞くと人は安堵し、何か手を抜くこともあります。

昨日も府下ではJアラートの訓練がありました。(11月1日にも島本町ではありました)警報が鳴ってからどう行動するのが適切なのか。考える機会にしてください。

明日は消防署からも講評に来校して頂きます。「いい訓練です」と言ってもらえるようにしてください。ただ、寒さが心配ですね。