9月27日(金)

<1年生人権講演>

昨日1年生の総合的な探究の時間で、摂南大学在籍の金澤功貴さんの講演が行われました。金澤さんは常翔学園在籍の1年時に長野県菅平高原でのラグビー部合宿中に頸椎を骨折脱臼しました。その後、リハビリを繰り返しながら、3年時にはラグビー部のキャプテンとなり、チームをまとめ上げ、最後の花園の大会では全国大会に出場しました。当時は、「車椅子のキャプテン」としてメディアにも取り上げられていました。

本校でも、今年で4回目の講演になります。毎年1年生対象に講演を行っていただいていますが、目標を持ちながら、今自らにできることを探し、本当にポジティブな考え方をして、今も前に前に進んでいます。その根底には、素晴らしい仲間との絆や家族との愛情があふれています。聞いていた1年生も、きっと心に響くものを受け取れたのではないか、と感じています。

今日本でもラグビーW杯が行われていますが、ケガをした当時の日本代表選手がお見舞いに訪れたり、励ましてくれたり、互いに勇気を共有しながら支えあっている姿を見ると、ラグビーという競技を通じて得たものは、永遠なんだな・・・と感じずにはいられません。もちろん、本校卒業生の現日本代表選手堀江翔太選手もその一人でした。人間性がにじみ出ていますね。皆さんも、本当の意味で永遠に仲間でいられる素晴らしい関係を多くの人との間で作っていってください。

講演の中から一つだけ・・・「大きな目標でも、小さな目標でも、何でもいいので目標をもって生きてほしい」という金澤さんの言葉ですが、実は堀江翔太さんも同じことを言っています。小さな目標の積み重ねが、次の大きな目標への橋渡しになる。その通りですね。例えば、今日は1日授業で何か一つは質問する、でもいいんですよね。そうして、目標を達成したら自分をほめてあげてください。きっと充実した日々を過ごせるようになりますよ。