10月10日(木)

<創立記念講演>

昨日の創立記念日で第20期生の小森信太朗氏においで頂き、創立記念講演を行って頂きました。自らの高校生活や大学生活のこと、現在日本代表として活躍しておられるカヤックのこと、そして思いを達成する方法・・・さまざまな観点から在校生のためにお話をして頂きました。

聞きやすいように工夫し、また人間の歴史についても触れながら、本当に広い視野で話されていたことが印象的でした。中でも、高校生活バスケット部に入部し、補欠であった自分がカヤックとの出会いの中で考え方を変え、強い思いを持ったおかげで日本代表にもなれた・・・そんな話は、「誰にでも可能性があり、達成するためには強い思いが必要なんだ」というメッセージになっていたはずです。

また、スラムダンク(コミック)の話を交えながら人が成長するために大切なことを教えて頂きました。成長する最も早い道は人に教えを乞うこと。自ら考えながら取り組むこと、そして見えないところでどれだけ行動することかできるか、これらが相乗効果をなして、大きなことをやり遂げることに繋がるというメッセージもありましたね。特にカヤックの練習をしている際に、10年かけて独自に習得した技術は、他人にそのコツや練習方法を教えることで、教えられた人は1年半で技を習得した・・・という話もありました。確かに教えられる方が、近道です。しかし、誰にでもできることではないですよね。よく「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ともいわれます。積極的に聞くことができる行動力が試されます。

お話の中のいくつかでも皆さんの中に吸収され、大きな目標の達成に向けて役立ってほしいと願っています。

さて、話は変わります。本日から中間考査です。準備は整っていますか。悔いのないようにしてください。皆さんの自身の学びであり、その成果を試す日でもあります。成果と言えば、昨日ノーベル化学賞が発表され、日本の吉野彰氏を含む3名が受賞しました。吉野氏は吹田市出身で京都大学を卒業されています。私たちにもなじみの深いリチウム電池に関わる受賞です。皆さんも興味を持って社会に目を向けてください。

では、本日からの中間考査、妥協せず最大限の力を発揮してください。