1月28日(火)

<指定感染症>

皆さんも報道等で耳にする機会が多いと思いますが、新型肺炎が「指定感染症」となる方向です。指定感染症・・・難しい言葉ですよね。

世界には、いろいろなウイルス感染によって引き起こされる病があります。インフルエンザなどもその一つです。感染症法という法律があり、この法律により定められているものは、隔離措置だとか、費用の公費負担だとか、医療機関での入院措置が取られることになります。感染拡大を防ぐための措置をとることができると言えますね。

皆さんが知っているので言えば、エボラ出血熱や結核、コレラなどがあります。今回の新型肺炎に関しても、同じような措置になりそうですが、一番の問題は潜伏期間の問題です。1日から14日の潜伏期間があり、その期間には症状が出ず、感染を広げてしまうということです。意識していなくてもウイルス感染している可能性があるということです。インフルエンザもそうですが、罹患していても自分は無理して通学や通勤をする・・・というかも知れませんが、それによって他の人を罹患させる可能性があるということです。ですから、お医者さんの指示が必要になります。まずは、自ら予防するためにできることをすることです。そして、少しでも体調が悪いと感じたら、速やかに病院で受診することが必要になります。今後、国の動きを注視する必要がありますが、もう一つ注意しなければならないことがあります。それは、新型肺炎に伴う誹謗中傷です。今回は、動物から感染した可能性が高いですが、誰も罹患しようとしてウイルス感染したわけではありません。的確に、正しい情報を手に入れて、安易な行動に移らないことが大切です。

かつて日本でも新型インフルエンザが流行した際に、罹患した人を中傷するケースがありましたが、それは大きな間違いです。ここだけは理解してください。

さて、3年生は明後日から学年末考査が始まります。準備は整っていますか。最後まで気を抜かずに精一杯「やり抜いて」ください。できることは限られているかも知れませんが、諦めないことが重要です。

外では1月では珍しい嵐のような突風が吹いています。4月並みの暖かさも・・・と言われていますが、それでも風邪等には十分注意して、万全の状態で考査に臨んでください。好結果を期待しています。