4月13日(月)

<6日目>

緊急事態宣言が発せられて6日目になります。それぞれの対策が講じられていますが、大阪でも明日から休業要請がなされそうです。生活もかかっていますが、一番大切なことは命を守ることです。若い人からお年寄りまで、確かに重症化するリスクを考えると基礎疾患を持っている人の方が高いのは確かかもしれませんが、誰にでも重症化するリスクはあります。だからこそ、今、一人ひとりが考えた行動をすべきでしょうし、そうできる環境が欲しいですね。その制度設計は私たちにはできることではありません。では、なすべきこと。内にある思いを呼び覚ますこと・・・これが必要ではないでしょうか。

先週は化学と生物の話をしましたが、今日は地学です。地学は物理学から派生した学問ですので、物理との繋がりが非常に大きいです。大きく分けると、宇宙、気象、岩石になります。最も身近なのは「石」でしょうか。次に、身近なのは「天気」で、もっとも私たちを魅了してくれるのは「星」になるのではないでしょうか。

宇宙の始まりは「ビッグバン」と言われています。針の孔よりも小さな特異点で大爆発をしたことで宇宙が始まり、今なお膨張しているというのが通説です。そして、私たちの住んでいる銀河にも数多くの恒星があり、その一つが太陽であり、多くの恒星が持っているであろう惑星の一つが地球ですね。太陽の主成分は水素で、その中で多くの元素が作られています。今知られている元素は幾つあるでしょうね。地球に生命ができたのは、今から40億年前ともいわれていますが、気の遠くなる話です。40億年かけて、人間という生物ができたのです。壮大ですね。

話しがそれましたが、まず岩石について考えましょう。身近にあるもの・・お城の石垣、家にある砂利、砂場の砂、河原の石・・・そべてが岩石で、さまざまなことが原因となって作られます。一番身近な石は何ですかね。私が最も好きな石は、大理石です。しかし、ホテルとか百貨店にある大理石です。よく見ると化石が含まれている可能性があるので、見ていると楽しくなります。

では、今日の一つ目の質問です。身近にある石で最初に思いつくのはなにですか。そして、その特徴は何でしょうか。

石と言ってもさまざまなで、光にかざす光るものもあります。ざらざらしているものもあります。磁石につくものもありますね。次に気象です。今日も雨が降っているのですが、何故雨や雪、時には雹などが降るのでしょうか。重要な要素は、上空の雲と、気温です。そして、空気の層です。お風呂などでもそうですが、お湯をためてしばらく放置すると暖かい層が上になります。冷たい層が下になります。冷たい方が重たいからです。空気も同じです。暖かいものは上に上がり、冷たいものは下に下がります。

では、今日二つめです。よく工場の煙突から煙が上がっていますが、煙の上がりかたにはどんな種類がありますか。思い出してください。そして、その煙は何故、そのような形になったのでしょうか。

ヒントは空気の温度です。もう一つの要素は星です。夜空を彩る星には、いろいろな星座の名前が付けられています。黄道12星座と言って太陽の通り道になぞらえて付けられた星座もあります。いわゆる、月の星座ですね。本来は12以上あるのですが、ここでは1年12か月ですから、12星座で考えましょう。色々な神話があります。そして、今見ている星座の距離は実はまちまちで、私たちが勝手に見え方で神話を作っているだけです。しかし、それが大いなる魅力につながるのです。

では、三つ目です。皆さんの星座は何ですか。そして、その星座で独自の神話を作ってください。

新しい星座が作られるかもしれませんね。考えることは自由です。それらが、事実になるかどうか、それは裏付け次第です。いわゆる根拠ですね。論拠に根拠があるから、それは事実になるのです。緊急事態宣言が明けるまで3週間あります。その先も未知ではありますが、皆で広い視野で乗り切るしかないですね。