4月15日(水)

<世界成長ー3%>

新聞で世界経済成長の数値が掲載されていましたが、-3%という結果です。世界恐慌並のもの・・とのことですが、世界で新型コロナウイルスと戦っている証でもあります。経済と命とどちらを取るか、答えは簡単です。命以上に尊いものはありません。そして、命があったら次に繋がる何かを見つけることができます。戦後復興もそうやって成し遂げてきたはずです。今は、あまりにも豊かになりすぎて、主義主張ばかりが優先しているような気がします。ネット上でもいろいろな噂などが上がりますが、事実かどうかの判断は根拠があるかどうか、ではないでしょうか。根拠のない話には信ぴょう性はありませんよね。

さて、4月9(木)に化学に関して幾つかの質問をしていましたが、覚えていますか?

①「化学のおかげで便利になったなぁ~」というものをあげてください

②刀とサーベルが戦ったらどちらが勝つでしょう

③プラスチック製品を探して、ラベルから成分を調べてみましょう

④食品表示から賞味期限と消費期限とを比較してみましょう

⑤豊かな生活をするためには皆には何が必要か考えてみましょう

この5つです。どんな答えがでましたか?もちろん正解のあるものもありますし、正解のないものもあります。①ですが、私の場合は、「電池」ですね。持ち運びができるようになりましたし、暗闇でも作業ができるようになりました。「電気」でもいいかもしれません。②ですが、刀は純粋な鉄ではできていません。意図的に不純物を混ぜています。そのため、不純物の割合でひのっているのです。サーベルは真っすぐですよね。一般的には、サーベルは突くためのもので、横からの力に弱いとされています。戦い方で差がつくということですね。③これはいろいろです。用途によって使うものが異なります。例えば、眼鏡はアクリル樹脂ですし、ペットボトルはポリエチレンテレフタレートです。ポリ袋はポリエチレンですね。人間の知恵ってすごいですね。④は、賞味期限はおいしく食べられる期間ですので、それを過ぎても大丈夫ですね。消費期限は、この期限を過ぎたら食べない方がいいよ、となります。健康被害が出る可能性もありますね。⑤は、私の場合には・・・何でしょうね。化学としてしまえば、永続的に使うことのできるエネルギーですね。皆さんは何でしたか。

さて、本文にも書きましたが、世の中にはいろいろな物質があります。その根源は何か、というと原子ち呼ばれるものです。地球上では、人工的に作られたものも入れたら、100以上の原子があります。これらが複雑に絡み合って物質が作られます。化学の教科書にも掲載されていますが、まずは20番目の原子までは順番も含めて覚えておきましょう。身近な原子が多いです。

例えば、よく私たちも言葉にしますが、「これは混じりっ気がないね」と言いますが、「純粋なもの」と捉えることができますね。逆に「何かいろんなものが混ざっていて、よくわからない」というケースもあります。化学の世界でも同じような使い方をして、物質を大きく「純物質」と「混合物」に分けます。

「純物質」はもうそれ以上分けることができないもの

「混合物」は何らかの方法で分けることができるもの

です。言うなれば、「混合物は純物質が混ざり合って」できているのです。

例えば、空気はどうですか?空気の成分を考えたとき、その中には「酸素」「水素」「水蒸気」「二酸化炭素」「窒素」などが入っています。そのため、空気は混合物と言います。一般的には、空気は「窒素」と「酸素」が主成分で、その割合はだいたい「窒素」:「酸素」=4:1と言われています。

では、今日の問です。

皆さんの周りにある混合物を探して、何が混ざっているのか考えてみましょう。

たくさんありますよ。生活の中では、混合物を分離して役立てているのです。