4月16日(木)

<学習プリント>

昨日、学習課題と納付金に関する書類を発送しました。おそらく17日(金)には各家庭に到着すると思いますが、レターパックプラスでの送付ですので、受け取りがあります。家庭での学習を進めてください。また、学校再開後には回収しますので、自らのペースで計画的に取組んでください。

さて、私はよく言いますが、世の中には学びたくても学べない人たちがたくさんいる・・・ということです。私が思うのは、環境もなく、生きることで精一杯で学ぶことすら考える暇のない人たちです。今の私たちはどうでしょう。学校での学びはできないかもしれませんが、自宅待機の今、自ら考えて学ぶことは誰にでもできます。確かにウイルスの脅威はあるかもしれません。それは感染する環境の中に自ら歩を進めるからではないかと思います。そんな貴重な時間を大切にしてください。全ての生き物には、平等に生かされるという時間が与えられます。有効に使わないと生かされている意味さえもなくなってしまいます。

さて、先週4月10日のおさらいです。<生物>の話をしていましたが、そこでも問いがいくつかありました。

①哺乳類の共通点は

②生き物の進化を順番に並べて、その理由を考えよう

③隕石以外で恐竜が絶滅した理由を考えよう

どうですか。考えてみたでしょうか。①ですが、おそらく共通なのは体内受精でしょう。全ての生き物は種を守るために子孫を残します。哺乳類は体内で子どもをある程度まで育てますので、子どもの数は少ないです。しかし、弱い生き物程、確実に子孫を残すために多くの卵を産むものです。②ですが、進化の歴史を考えたら、魚類→両生類→爬虫類→哺乳類・鳥類というのがわかります。では、何故そんな進化をしたのですか。最も考えられるのは、生きるためです。では、生きる中で必要なことは何ですか。エネルギーを得ることですから、食べ物の獲得と考えるのが妥当でしょうね。③ですが、これは宇山ほどあります。毒草説やアポトーシス説、共食い説 などなど、すべてが不明ですから、どんなことでも説があります。しかし、その説には裏付けや証拠が必要です。それが化石に残された痕なのです。化石は当時を顕著に物語るものです。

どうでしょうか。ここまでは、生き物を大きな個体として考えましたが、もっと小さなレベルで考えます。動物も植物もそうですが、生物は一つ一つの細胞が集まってできています。人は実に細胞が37兆個集まってできているといわれていますね。そして、その細胞の一つ一つが一生懸命働いています。細かい話をすると、その細胞の中には多くの細胞小器官があります。そして、最も重要なのが

「核」です。この中にDNAが格納されているのです。正式には、デオキシリボ核酸と言います。ちょっと難しいですね。他には、エネルギーを作り出す「ミトコンドリア」や、細胞同士を仕切る「細胞膜」などもあります。動物の細胞小器官は大まかには、この3つですが(他にもたくさんあります)、植物にはこの他に細胞の形を守る「細胞壁」や光合成を行う「葉緑体」もあります。また、老廃物をためる「液胞」もありますね。ちょっと植物の方が複雑です。

では、今日の問です。何故、植物と動物の細胞には違いがあるのでしょうか。

ちなみに世界中で多くの人を感染させているコロナウイルスも細胞です。太陽のコロナの形に似ているのでこの名前がついていますが、内部にはDNAではなくRNAが遺伝情報と組み込まれています。リボ核酸と言いますが、DNAの子分みたいなものです。遺伝情報を持っているのには変わりません。また、細胞の表面には王冠のようなタンパク質が多数あり、これらが宿主を見分けるともいわれています。1960年ころ発見されましたが、当初は鳥に見つかりました。次第に子孫変異を繰り返して、人にも感染するようになります。媒介となる生き物にはさまざまなケースがありますが、今回もどこから・・・と言われると明確ではないですね。犯人捜しをしても始まりませんので、世の中にあふれた以上、上手に付き合っていかないとなりません。インフルエンザと同じです。体内で増殖をして外に出て行くというケースがほとんどです。かつでHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が流行した際にも、人の体の中で増殖して、直接感染をすると認識されましたが、感染しても発症する人としない人がいます。免疫によるのです。

さて、今日二つ目です。人は生まれてからさまざまな免疫を取得していきます。動物に重要なのは、最初にお母さんの母乳を飲むこと・・・とされていますが、何故なんでしょうか。

ちょっと難しいかもしれません。