4月17日(金)

<全国拡大>

緊急事態宣言が全国に広げられそうです。狭い日本ですから、人の往来があれば当然のことですが、感染は広がります。著名人まで感染が拡大し、更なる手を打ってきたということでしょうか。一度広がりを見せたら、なかんか抑えることは難しくなります。本日夜には会見をするということですが、注目ですね。また、給与の状況を反映して30万円給付されるという件も、一気に白紙に戻され一人10万円の給付になりました。しかし、もっと大切なことは、お金の流通を図る前に中小企業の救済に経済対策を図ることのような気がしますが・・・皆さんは、どう考えますか。

今日の理科は<地学>です。4月13日の質問を思い返してください。3つありました。

①身近にある石で思いつくものと、その特徴は

②工場から上がる煙の特徴と、その理由

③皆さんの星座で神話を作ってください

この3つです。1つ目ですが、私は大理石です。至るところにあります。光輝いていて、つやつやしているとイメージですね。もともとは水中生物の遺骸がたまりできた石灰石が熱で変化してできたものです。難しい言い方をすると、結晶質石灰岩と言います。磨くと光るので、置物によく使われます。②ですが、空気や水の性質を考えるとわかります。暖かいものは密度が小さいので、上に上がります。煙のでき方は大きくは二つでしょうか。真っすぐ上に上がるタイプと、横に流れるタイプです。通常空気は上にある方が冷たいので、煙突から出る煙は暖かいため、上へ行くのが普通です。しかし、稀に上空に気温の高い空気の層ができることがあります。このときは、下から上がった空気の方が冷たければ空気は上がれませんので、横に流れることになります。実に、煙の流れで空気の層の状況を知ることができるのです。③ですが、これは人それぞれですね。できれば楽しい神話ができるといいですね。

今日は、ちょっと地球の話です。地球は丸い・・・誰でも知っていることですが、実は完全な球体ではありません。地球は自転しているので、赤道の方が遠心力が大きく、楕円形をしているのです。古くは紀元前330年(今から実に2300年以上前)にアリストテレスという人が星の明るさと高度の関係や、月に映る地球の影から丸いということを示そうとしたり、プトレマイオスという人は、水面に隠された山が上から見えることなどから実証しようとしました。そして、実際にエラトステネスという人が、シエネとアレクサンドリア(ともにエジプトと都市)にある井戸を使って地球の大きさを実測しました。その結果は、46000km(全周)だったそうです。今では約40000kmと言われていますので、実に誤差は15%程度です。すごい精度です。まあ、井戸を使って地球の全周を図ってみたいと思うセンスがすごいですね。

ここで、一つめの質問です。では、地球から見える月ですが、どのくらいの大きさでしょう。そして、月は何故いつも地球に寄り添っているのでしょうか

さて、地球は楕円をしていると言いましたが、正確には赤道方向に膨らんでいて、北半球と南半球で若干大きさが違いますので、「地球楕円体」と言っています。それは北半球には大陸が多く、南半球には大陸がほとんどないことに起因しているともいわれています。地球には6大陸ありますよね。では、この6大陸はどうやってできたのでしょうか。

これが今日の二つめの質問です。今6大陸ありますが、これらはどうやってできたのですか。そして、今後どのようになっていくと思いますか。また、日本列島はどうやってできたのでしょうか

なお、地球には緯度と経度あります。では、緯度1°あたりは何キロあるんでしょう。地球の全周を40000kmとして考えてみましょう。こう考えると、私たちはちっぽけな存在です。宇宙から見たら、もっとちっぽけなんですが、何かをやろうとしたら、それを成し遂げる力は、ものすごく大きいのです。重要なことは、夢とロマンでしょうか。