4月21日(火)

<2週間>

緊急事態宣言が出されてから2週間が経過しました。世の中の事態はどう変わったでしょうか。週末には梅田の人出が約9割減ったともされています。外出自粛をしているおかげなのか、それとも近隣県へ出かけているからなのか。安直ですが、人込みを避けて、家族で出かけるなら車は他者との接触は避けられる空間ですよね。そうした時に、公共の交通機関の減少率では測れない何かがある・・・そんな気もします。見た目でごまかされることのないように、自らが意識して行動していくしかないですね。5月6日まで、あと2週間です。大阪では病院での集団感染がありました。この事態が、どう収束していくのか・・・当たり前の日常にありがたみを感じます。

今日は<化学>ですね。前回の話は「純物質」と「混合物」でした。もうそれ以上分けることのできないもの、それが「純物質」で、2つ以上に分けることができるもの、それが「混合物」でした。で、質問が

皆さんの周りにある混合物を探そう

でした。みつかりましたか?世の中、混合物を探す方が簡単です。例えば、私たちの体を包んでいる空気はどうですか?空気の成分は一般的には、窒素:酸素が4:1で混ざっています。他にも、二酸化炭素やアルゴンなども入っていますね。水はどうですか?井戸水でも、水道水でもいいです。井戸水にはミネラルが豊富に含まれているといいますし、水道水には塩素が入っています。海水もそうですね。他には、原油もそうです。原油を細かく分けていくと、軽油とか重油とか、ガソリンなんかになりますね。他にもいっぱい探してみましょう。

ということは、世の中の物をいろいろと分けることができるってことです。では、どんな分け方がありますか?私たちもその恩恵にあずかっていますよ。分ける方法には、難しい言い方をすると次のような種類があります。

濾過・蒸留・再結晶・昇華・抽出・クロマトグラフィー

などです。言葉を見ると難しそうですね。

濾過などは、サバイバルの際には役立ちます。飲み水がなくなったら、どうやって泥水から水を取り出しますか?日常的に他にお世話になるのは抽出ですかね。喫茶店に行くとこの方法が用いられています。自宅でもやっています。昇華は、昔警察で使っていました。今は違う方法と思いますか・・・。

蒸留は、コンタクトレンズを使っている人がお世話になっている「蒸留水」これらを作る方法です。事はではよく聞きますね。再結晶やクロマトグラフィーは余り聞かないかな?クロマトグラフィーは科学捜査で使われています。再結晶は余り使われていないかもしれません。

では、今日の質問です。ここに挙げた、「濾過」「抽出」「昇華」「蒸留」「クロマトグラフィー」について、身近に使っている具体例を挙げて、どんなものなのか考えてみましょう。

ちなみに再結晶とは、ある個体に含まれる不純物を取り除いて純粋な決勝を作る方法です。あまり見かけることはないかと思います。身近なもので買ってきてやるとしたら「ミョウバン」かな?と思います。茄子の漬物を作るときに使いますよ。

色々なことに興味をもってくださいね。