5月1日(金)

<即位1年>

今日5月1日で天皇陛下即位1年になります。何を思って今日を迎えているのでしょうか。昨年の同じ日に比べたら、世の中は雲泥の違いです。しかし、その中でも冷静に世の中を見つめなければならない・・そこが私たちと異なるところです。憤りや不満などがあっても、常に胸の中にしまい込んで対応している。私たちも冷静に生きなければなりませんね。

さて、今日から5月です。そして、明日から6連休に入ります。その間に5月7日以降の緊急事態宣言の在り方について方向性が示されるはずです。今のところでは、5月4日には専門家の池を聴いて・・・ということも報道されていますので、そのあたりの報道に注目ですね。連休に入りますので、医療機関も閉じているところが増えますので、余計に生活には注意を払いたいものですね。

今日は<物理>です。これでちょうど3巡しました。前回の質問は次に通りです。

①等速直線運動において、速度v、時間t、移動距離xの関係式を考えよう

②右に5m/sで歩いているAさんから見て、左に7m/sで動いているBさんの速度いくらですか。また、BさんがAさんと同じ右に動いていた場合はどうですか

という2問です。1問目は、どうですか。まず、移動距離と速度の関係ですが、前回の通り比例して一時曲線になりますから、速度v、移動距離xとすると、x=vtとなります。速度によりまちまちです、距離を計算するには簡単ですね。②ですが、相対速度の問題です。速度は方向か関係していますから、今右を正(+)とした場合Aさんの速度は+5m/sでBさんの速度はー7m/sになります。方向を考えて、二つの速度を足しますので、計算はAさんから見てBさんは左へー12m/sの速度で遠ざかっているように見えます。逆に、同じ方向に歩いている場合には、Bさんは右へ2m/sの速度で遠ざかることになります。すれ違った人や車があっという間に遠ざかるのはこのためです。

しかし、こんなふうに常に等しい速度で動き続けるケースは地球上にはまずないでしょう。通常考えられるのは、くねくねと速度を変えて動く物体です。このように速度が変わるケースには、「加速度」という概念を考えておく必要があります。この加速度は、速度の変化を時間の変化で割った数値として求めることができます。では、加速度とは何ですか?と聞かれたら、どう言葉で説明しますか。これが、今日の一つめの質問です。当然、速度と同じで方向を考えなければならない数値です。では、一般的に考えて、皆さんの生活の中で加速度は働いているケースをできるだけたくさん考えてみましょう。これが二つ目の質問です。余裕があったら、次の場合、加速度を計算する式がどんなふうになるかも考えてください。

ある車が最初、速度10m/sで動いていました。5秒後に速度が20m/sになりました。加速度はいくらになりますか。

ちょっとした計算です。チャレンジしましょう。

また、明日から6連休に入りますので、更に余裕のある人は、次のことも想像してみてください。

「近い未来を考えた場合、皆さんが使う電気を生み出す方法は何でしょうか」

「遠い未来を考えた場合、将来電気をどうやって生み出しますか。斬新な方法を考えてください」

何かを想像することって夢があっていいのです。人はいろいろな夢を持って、それに向かって生きている時が、もっとも輝いている瞬間です。そう思いませんか?