5月11日(月)

<34県の宣言解除?>

今日の報道を見ていると多いのは、34県で緊急事態宣言解除か・・というものです。今週14日には、再び専門家会議を経て、国の方針が出るものと思われます。それを受け、大阪も会議が開催されるのではないか?というのが大方の予想ですね。大阪については、大阪モデルがあり、それに基づいて判断されるのでしょうが、重要なことは人の木の緩みです。解除されることで、安心感が広がり、再び感染経路の不明な人たちの感染が増えないか、ということです。この週末も、先週等と比較すると、人出が少々増えたということです。何でもそうですが、私たちは日頃生かされていることに感謝して生活する必要があります。とかく、文句を人は言いたがります。誰かのせいにしたがります。しかし、今仕事ができることに感謝し、感染しても医療従事者のおかげで命を救われていることに感謝し、少しでも今私たちにできることは何かを考えることが重要でしょう。何かが面倒くさい・・・とか、やっている大変だ・・・とか、生きているってことはそういうことでしょう。口に出して言っても仕方ないし、思っていても口に出してはいけない言葉もあります。そこを考えながら、今の世だからこそ、他者を理解し、精一杯の感謝を胸に抱いて生活していきたいものですね。

今日は<地学>です。前回の質問は

①地球の内部構造を図示してみましょう

②地震波にはどんな種類がありますか

の二つです。①については、図示ですから、スケールを考えて書いてもらえればいいですので、省略しますね。②ですが、大阪北部を震源とする地震で考えた場合には、特に島本町は震源に近かったですので、大きな縦揺れがあったのではないでしょうか。いうなれば、いきなり揺すられたという感覚です。これに対し、2011年の東日本大震災の時には、大きく横に揺れているような感覚になったはずです。このように、地震では大きな二種類の揺れを感じることになります。前者をP波(プライマリーウェーブ)と言い、最初に来る波という意味があります。後者をS波(セカンダリーウェーブ)と言い、2番目に来る波をさします。P波は縦揺れで、大きく上下に揺すられます。S波は横揺れで、大きく横に揺すられます。P波の方が速度が速く、S波の方が遅いのです。この到着する時間により、震源を探ることができます。また、この原理を使って、人工的に地震を発生させ、地球の内部構造を想像することになるのです。実は、S波は液体の中は通過できない性質がありますので、この辺の性質も大きな要素になっています。やはり地球は神秘に包まれています。

では、そんな地球ですが、どんな成分でできているのでしょう。地球の表層から、地殻・マントル・外核・内核と分けますが、私たちが生活しているのは地殻ですね。この成分の多くは二酸化ケイ素で、50%以上を占めています。二酸化ケイ素はガラスを構成する成分でもあるのです。その次が、酸化アルミニウムです。ですから、地殻は「酸素」「ケイ素」「アルミニウム」を主成分として構成されていることが分かります。ちなみに核の主成分は90%以上が「鉄」です。他にはニッケルも入っているといわれています。では、一つ目の質問です。地球には、100以上の元素がありますが、これらはどうやって作られたのでしょうか。ヒントは、多くの恒星には、惑星があり、惑星の成分は恒星由来のものが多いということです。では、恒星はどうやって光っているのでしょうね。ここらへんを考えられると、答えが見えてきます。また、地殻の話に戻りますが、地殻は多くの岩石でできています。では、この岩石を光にかざしてみましょう。何か特徴はありますか?岩石の種類によって特徴が異なります。また、磁石にはつきますか?身近な石を拾ってやってみてください。これが今日の二つ目の質問です。ちょっとした気づきがあればいいですね。

いよいよ今週から登校日が始まります。趣旨は、幾つかありますが、大きなことは「健康状態の確認(顔を見ながら)」「生活習慣の再構築」「学習状況の確認」の3点になります。声だけではわからない体調の気づきが対面の時には感じることができます。また、休業期間が長期になっているために、1日のリズムもできていない可能性があります。ここで一つ、生活のリズムを学校のリズムに戻す必要があります。また、学習状況についてでも、例年の1か月半分ができていないのですから、質問もあるかもしれません。また、手続きの必要なものもあります。この辺を少しずつ慣れて行って、通常の学習活動に入れるよう準備をする登校になります。いわゆる助走期間です。もちろん、自宅で生活のリズムをしっかりと整えている人もいると思いますけどね。強い意志が必要です。3週間に渡って登校日を設け、その後は大阪府の方針により学校再開が判断されます。それまで、しばらくお待ちください。