5月15日(金)

<39県解除>

昨日、予定通りとでも言いましょうか、39県の緊急事態宣言の解除が出されました。また、大阪でも7日連続で基準をクリアし、16日から一部の業種活動が再開されます。しかし、とはいえ完全に新型コロナウイルスが収束したわけではありません。そのことだけは頭の中に入れておく必要があります。お互いに、これからも気を付けて生活していきましょう。各知事も、解除されることで、気が緩み三密が忘れられて感染が再び増えるのが怖い・・・その通りですし、場合によっては改めて緊急事態宣言を出す場合もあるということですので、まさにどう自覚していくかが問われますね。今週末は、そういう意味では解除されて最初の週末です。人出がきになります。大阪の緊急事態宣言解除は、どうも21日頃になりそうですが、クリアの数的な基準は1週間で10万人あたり0.5人という数値もありますので、なかなか厳しい数字ではあります。しかし、その他の要素をも含めての解除となるでしょうから、21日も注目です。

さて、今日は<地学>です。前回は

①地球上にある元素はどうやって作られたのか

②身近に転がっている石の特徴にはどんなものがありますか

①ですが、日本でも電気を得る方法のひとつとして活用していますが、核融合です。太陽などの恒星は、水素が主の成分ですが、太陽の中心部では水素の核融合反応が起きています。そこで、水素から別の元素を作っているのです。新しい恒星程軽い元素を作ります。太陽などは第三世代の恒星群と言われていますので、より多くの元素を持っています。太陽の副産物である惑星の成分は太陽とほぼ同じと考えることができますので、太陽で作られたと言っていいでしょう。その証拠に、太陽からの光を分析すると(スペクトル分析と言います)、地球に含まれている元素を確認することができます。ちなみに、太陽の中で核融合する成分がなくなると、太陽は恒星としての一生を終えます。考えられているのは、赤色巨星になり爆発して、白色矮星になる・・・ということですが、私たちには見ることはできません。何しろ、50億年も先のことですから・・・②ですが、身近に転がっている石を見てください。光にかざすと「キラキラと光る石」があると思います。大まかな分類をすると、光っているのは金属元素もしくは雲母だと考えられるので、火山由来の意思である可能性が高いです。あとは水に落としてみて泡がたくさん出てきたら砂とかが降り積もって押し固められたもので泡がでなくて比較的重いと火山由来と考えらえます。また、磁石につくものもあります。この場合は鉄が入っているので、火山由来と予想できます。他にも、いろいろな性質から岩石を予想できますね。石屋さんなどが使っているのは、長持ちしないといけないものが多いですので、火山由来の岩石が主ですね。

このように、岩石は見た目などで大まかに分けることができます。では、どんな種類があるのか?というと、火成岩と堆積岩に分けることができます。前者が火山由来で後者が砂や泥が固まったものです。さらに火成岩は火山岩と深成岩に分けられます。ここで一つ目の質問です。火山岩と深成岩・・・漢字を見て、できる場所などを想像してください。ちなみに火成岩はどちもマグマが固まってできるのですが、マグマの温度は実に800℃から1200℃もあるのです。後者の堆積岩は、文字通り何かが積もってできるものです。では、どんなものが積もるのでしょうか。これが二つ目の質問です。こちらの岩石の方が長い年月をかけて固められます。どのくらいの年月がかかるか想像してください。これが三つ目の質問です。地球とは、以下に壮大なドラマの上に成り立っているか、ということがわかります。人類が地球上に誕生して何万年もたっていますが、自然を破壊し始めたのは、暦が作られたのと同時期と考えれば、非常に短い時間で、地球のバランスが崩されていると言えます。畏敬の念を抱きましょう。

最近、虫が非常に多くなってきました。出歩いていても、顔に小さな虫があたってきます。そんな経験はないですか。それだけ暖かくなってきた証拠ですが、反面暑さに慣れていないだけに、熱中症にも注意してください。特に、マスクを着用することで、口が乾いてきた感覚が分からなくなっています。口が乾きだしたら黄色信号です。特に暑い日と涼しい日が交互になる時は気を付けましょうね。何があっても、命を最優先に考えて欲しいです。命があったら、何でも始めることはできますから・・・。