5月21日(木)

<いよいよ>

いよいよ今日、大阪・京都・兵庫の緊急事態宣言が解除されそうです。こうなると、次は社会がどう動きだすのか、ということが問題になります。産業活動、娯楽活動、遊具施設・集会等々、最大の注意を払って方向性が決まるはずです。本日解除されたら23日には自粛措置も解除され、学校も段階的に動き始めます。ただ、完全に元に戻るか、というとまだ早いですね。昨日も、今年の夏の甲子園の中止が決まりました。戦後初のことです。これも新型コロナウイルスの脅威が完全にはなくなっていないことを示しています。また、子の解除によって学校の動きも慌ただしくなる可能性がありますので、メルマガ等には十分注意してください。恐らく動きがあるのは22日以降になりそうです。

さて、今日は<地学>ですね前回は

①火山岩と深成岩のできる場所を想像してください

②堆積岩はどんなものが積もってできたのでしょうか

③堆積岩はどのくらいの年月をかけて作られるのでしょうか

この三つでした。①は比較的簡単です。火山岩は文字通り火山が起因ということを想像できますよね。ということは火山が噴火するのは地表近くですから、比較的地表の近くで固まってできた岩石であり、一方深成岩は深く成ると書きますので、深いところできた岩石であるということが予想ですます。二つを比べると、火山岩は地球近くでできますので、マグマが急に冷やされます。そのため、結晶が作られにくい性質があります。逆に深成岩は周りに急激に冷やすものがないため、ゆっくりと塊ます。そのため、結晶を作りやすいと言えます。構造も違うのです。火山岩は結晶よりもガラス質が多く、斑状組織と言われる構造になります。逆に深成岩は結晶が多く、同じ大きな結晶で構成されているため、等粒状組織と呼ばれる構造になります。②の堆積岩ですが、いろいろなものが積もって固まります。砂や泥、岩、火山灰、生物の遺骸なども積もると堆積岩になります。実は何年というレベルではありません。実は何百万年というレベルです。これが③になります。気が遠くなりますね。そのおかげで、今私たちはいろいろな建物を建てることができるのです。自然に感謝しないといけませんね。もちろん、できる岩石の種類で作られる年数は異なります。年数が長いほど、固い岩石になりますね。では、今日一つ目の質問です。ここで火山岩や深成岩、堆積岩の話をしましたが、化石はどの岩石に含まれやすいのでしょうか。考えてみてください。そして、二つ目の質問は、何故化石として太古の生き物が形を残せるのしょうか。また、化石から何が分かると思いますか。連想してください。今私たちは多くの化石に出会うことができます。そして。化石から大昔を想像しています。恐竜などもいろいろな形で描かれていますが、実際には化石には色はついていませんので、色は想像ですよね。そういう意味では、化石にはロマンが詰まっています。だから、取りつかれると抜け出せない人はいるのです。何かのことに没頭するってことはいいことだと思いませんか。

最近いろいろなことを考えます。昨日も来客があって、自然の話をしていました。新型コロナウイルスによって外に人が出なくなり、産業も止まり、人間活動自体が停止した状態になりました。しかし、その結果自然がよみがえってきた、という現象が世界各地で起こっています。多くの生き物たちが生活の場所を見出しました。恐らく、人間活動が再開することで、本来動物たちが生活できる場所に人が立ち入ることになります。バランスが崩れ美しい地球が失われていきます。今一度、自然について考えていきたいですね。